テキストコミュニケーションの難しさから起きる問題にここのところしばらくよく直面する。

• 娘と周辺のスマホ内でのやりとり、言葉が足りなくて空気感おかしくなってるときがある様子

• 習い事の親のグループLINE間でたまに走る緊張感

• Slackでたまに起こるピリッと感

などなど。

娘とその周辺なんかは、まだ成長中界隈だから良い意味でリテラシーもレベル感も足並みがそろってずれがないので、最終的に「言葉足りなかったね」「ちゃんと見てなかった」「ごめんね」で済むけど、大人になると全部それぞれにズレがあるからなかなかやっかい。

要するに、

• 相手はどんなシチュエーションで書いてるかわからない

• よく考えてるかもしれないし考えてないかもしれない

• 上記はこちらから送ったテキストにも言えること

という前提の上じゃないと成り立たない。すなわち、テキストから受けた印象だけを鵜呑みにしてそのまま感情的に投げ返すと100%事故る。

忙しい中パッと書いたんだろうなーとか、そこまで考えてないまま送ったんだろうなーとか、思うと事故るほどのことは起きない。即レスの方が助かるから、私はあんまりそこは気にならない。

ただ、長文に長文で返すと…まあ拗れるよね。テキストだと論点ズレるしね。長文が来た場合は、長文で返さず、「今の気持ちはたぶん感じ取れた気がする」「伝えるアクションをありがとう」「ちょっと考えてみます」程度が拗れにくい。この辺はクレーム対応とも似ている。

私は、テキストコミュニケーション大好きだし、その読めない相手のシチュエーションを想像して、何パターンでもとりえるようなテキスト送るのが好きなんですよ(ポケベル世代)。一周まわって面白いと思ってきたからな。テキストコミュニケーションうまくて得してるなと思う。結局は想像力と愛情って話でもある。

その、個人の感性に寄るというのは（私のような変わった人の場合か、好きな人相手の場合以外）なかなかしんどいものだが、「そのテキストコミュニケーションにどれだけ時間を割いているか」「テキストの機能の優先順位」が揃っていれば、あまり大きな問題は起こらない。特に仕事において、何か違和感がある場合はチームであればここのすり合わせをするだけで、感性をすり減らす必要がなくなる。

テキストコミュニケーションのメリット

1. 時間・場所を問わずにやり取りできる

2. 内容を整理しやすい

3. 記録が残る

4. 感情のコントロールがしやすい

5. 複数人と同時にやり取りができる

6. 非対面でもコミュニケーションが取れる

テキストコミュニケーションのデメリット

1. 感情やニュアンスが伝わりにくい

2. 即時性が低い場合がある

3. 誤読や誤解が発生しやすい

4. 情報量が限られる

5. 返信の負担がかかる

6. 既読・未読のストレスが生じる

ChatGPT にあげてもらっただけでもこうやって上がってくるが、このメリットデメリットの優先順位のプラス・マイナスでかなりズレる。

例えば、完全遠隔でリアルで会ったことのない半年間のプロジェクトでも、Slackで日々やりとりしGoogle Driveに色々テキストで残してやっていくことでうまくいくのは、「時間・場所を問わずにやり取りできる」に最も利点があると感じて、「記録が残る」ことだけを重要視し、「感情やニュアンスは気に留めない」人たちの集まりで「即時性には注意している」という点が共通しているからで、私にとってはこのコミュニティでのやりとりは本当にやりやすい。

一方で、　弊社のチーム内では、「即時性が低い場合がある」「誤読や誤解が発生しやすい」でストレスが発生したり、「非対面でもコミュニケーションが取れる、が対面の方が安心する」という意見があったりで、解決策を出したり擦り合わせをし、調整してきた。

リアルで会って打ち合わせをしたけど、会えてエネルギーを共有し合えただけで満足してしまって何も決まってないのが嫌だなーーと思うこともある笑。会うだけで一仕事になってしまう。まあ、実際大仕事だと思いますしね。

AIが本当に上手に文章書いてくれるようになってはいるけど、やっぱりコミュニケーションにおいてのテキスト作成の重要性はまだまだ変わらないし個人がスマホのような端末を持ち、ツールやメディアや出てくる以上より高くなっていく気配すらある。AIにプロンプト書くのもテキストを使うのだ。今後も、うまく使いこなしていきたい。

参照記事：
リモートワークにおいては、テキストコミュニケーションのレベルとリテラシーのすり合わせが必須だが、つながらない権利についても忘れない方がよさそう。コミュニケーション大好き勢なので、気をつけないといけない問題だなこれも。