令和の子育て、「なんでダメなの?」再考の癖をつけたい

KATALOKooo(カタロクー)の翠川です。2つの会社を経営しながら、7歳長女5歳長男1歳次男の一応母もやっています。この4月、ただならぬ雰囲気の中ではありましたが長女が小学校に入学して生活が変わり、6月にはこういった投稿をしました。

主に自粛期間で籠っている時間が長かったので今となってはこの時は主に、「家族間で多様性についてどう伝えていくか」を書いていましたが、気心しれた同じ保育園出身・同じ小学校に行っている家族と久々に出かけた際に家族以外と久々にしっかり話して気がついたことがありました。

長女が、小学校で新しくお友達になったAちゃんとおそらくとても盛り上がったのでしょう、「今度うちに泊まりに来ることになった」といい出したときの話。

私「泊まるの?ママその子のこと知らないよ?おうちが近いの?」
娘「うん、〇〇の角を右に行ったところだって」
私「そうか〜でも、お母さんお父さんにも会ったことないからなあ」
娘「でもお友達だよ、あと遊びに行くときはお母さんに電話してもらってねって先生いってた」
(娘の小学校は、交友に使うようにクラスの保護者の携帯番号一覧が共有されています…使ったことはまだない)
私「うーん、そうだよねえ…。でもさ、お友達も急に泊まろうと思ったけど家に来てやっぱり無理ってなるかもよ?一度遊びに来てもらったら?」
娘「うーん、ならいい!もういい!いい!」

ということがあったのです。この話を仲のいい家族に共有したところ…

私「…ていうことがあったんだけど、保育園の6年かけてほぼ全員の家族構成まで把握して知ってる関係性築いちゃってるのと比べると、家遊びに行くとかお泊まりとか、どうしていったらいいか難しいね、判断しないといけないことが急に増えた。みんなどうしてるの?」
パパ友「ちゃんと一緒に考えてて偉いね。俺だったら、それはダメだなっていって終わりにしちゃうな」
私「いやいや、私も明確になんでダメなの?って説明できなかったからそうやって話しただけだよ〜」

というやりとりがありました。この件に関して特にその先はないのですが、

ああ、そうか。「なんでダメなの?」と都度考えることは重要なんだ。と気がつき、鱗が落ちた気がしました。

もしかしたら、私も何となく考えを持っていたら、「なんでダメなの?」って思わなかった。でもきっと、この「なんでダメなの?」こそ子育てにおいて多様性を育むのに必要な要素なのではないでしょうか?いやわかります…都度そんなことする余裕ないですよね。私たち子育て世代はいつも必死ですよね。えらみ(?)しかないですよ私たち。でもちょっとだけ立ち止まって、「なんでダメなの?」と考える癖が、子どもたちが将来生きやすくなるヒントとして積み上がっていくのだとしたら。

つい、親として子どもの行動や言動を、自分で持っている枠に当てはめて決めつけてしまったり、その決めたレールにはまらないとイライラしたりしてしまったりしそうになるけど、いつも、柔らかく毎回考える親でありたい。とても難しいけれど、振り返ればあっという間に過ぎてしまうこの大切な子育て時期に、出来るだけ取り組みたい大切なことだと気がつきました。

ちょうど、美少女戦士レイワヤンでまさに言いたいことを表現してくれていて、まさにこういう感じで子どもたちと常に一緒に考えていきたいなと。

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そして、このような気持ちで、「ダイバーシティ/多様性・子育て」ということにフォーカスして、この話題にアンテナを張り始めて次に気づいたこと。

「ダイバーシティと子育て」に関連する話題って、なんで女性の躍進の話しか出てこないの?

2020年までに、指導的地位に占める女性の割合を30%程度にする、ということを達成できなかった日本の現状に対しての、COMEMO KOLの若宮さんが「ジェンダーギャップなイベントの登壇をお断りすることにしました」という投稿をされて、SNSで大きな話題になっていました。

でもふと思ったんです。何で多様性ってなると入り口がそこからしかないの?と。女性の比率を増やすことは重要だと思う。でも、今いる男性が多様性受け止められるようになることもやらないとダメじゃない?っていうか、これから多感な時期を超えて行く子どもたちに多様性の中で当たり前に育ってもらえるように大急ぎで取り組みたいんですけど、このペースで女性の比率とかいってたら間に合わないんですが…。そういったことを、8月の暑い夜に猛烈に思ったのでした。

私は、ピンクの好きな男の子も、戦隊モノが好きな女の子も好きです。というより飛び抜けて好きなものがあるって素晴らしい!うれしい!芽を摘まないで伸ばしてあげたい!一人ひとりがのびのびときには協力しあって楽しく生きていけるように育っていって欲しい、それだけ。だし、子供の情報処理能力という才能について考えたことある?という投稿の中でも書いてますが、自分と違う才能のある人たちとチームを組んだ方がいい結果が出せるに決まっている!という多様性万歳という考え方。どうしたらみんながそう思える世界になるんだろう。金子みすゞの「みんなちがってみんないい」が掲載された詩集が出版されてもう40年近く経つんですよ。

今回のこの投稿を読んでくださった方々、こういうことに対して、どうやって情報を更新していますか?また、日々どのように取り組んでいますか?よかったら教えてください。多様性を当たり前に身に付けるために、また育むために、何かしていることはありますか?ぜひ、教えてください。情報募集・意見交換したいです…!

まだまだ、子育てにおいていろいろなことはあるかもしれないけど、時代は令和。「なんでダメなの?」と都度頭をフル回転させながら、歩んでいきたいと思います。

<参考記事>

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