縁起でもない感染症ゲーム「Plague Inc.」が意外と勉強になる
「ウイルスで人類滅亡させる」Plague Inc.という縁起でもないシミュレーションゲームをある日たまたま発見。
ウイルス側の生存戦略を学べる
ギョッとしながらもプレイしてみているのですが、意外にも感染症対策の勉強になっています(実際、疫病の教育用途でも使われているそう)。ちなみにこのご時勢にあわせて開発されたわけではなく、割と昔からあるアプリのようです。
他国と陸続きで人口が多く、空路や海路の起点になってる国が最初の感染地だと広まりやすいとか(中国やエジプトなど)、最初は致死率を低くすることにより国境封鎖や開発研究を遅らせるとか、ウイルス側の戦略が理解しやすくなります。
ゲーム上で何度か人類滅亡に成功したのですが、意外と難しく……
・最初から危険性の高いウイルスに進化させた結果、人類に警戒され、治療薬の研究開発の優先度が上がり、人類を滅ぼす前に完成した治療薬により根絶やしにされる
・致死率を上げすぎて、致死のスピードが感染拡大スピードを上回り、感染者が全員死んでしまう(ウイルスはそもそも生き物と共生しながら繁栄するものであり、保菌・感染している人間がみんな死に至るとウイルス側もゲームオーバー)
そのため、あくまでゲーム内ではありますが、下記の手法がクリティカルだと学びました:
・最初は無症状にし人々を油断させ、人の往来が多い国から空路や海路で世界中に広める
・世界中に感染を広めたタイミングで変異し、一気に致死率を高める
前半は新型コロナとそっくりの戦略で若干ゾッとしています。あくまでゲームの中のことではありますが……。
「パンデミックから人類を守る」新モードも開発中とのこと
もともとのゲームは「ウイルス視点から人類を滅亡させる」ことがゴールですが、現在「人類をパンデミックから守る」という逆視点モードも開発されているそう。
現実世界での最新情報については、日本経済新聞もアップデートをまとめているので御覧ください。
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