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勇気を持って、「気持ちをリセット」する

「気持ちをリセットする力」は、とても大切だと思ってます。たとえ大きな失敗をしでかしたとしても、いつまでも引きずっていると精神にも良くないし、生産性も低いまま。行き過ぎた反省は、何も産まないばかりか人生の足を引っ張ることにもなりかねません。

だから大切なのは、ネガティブな思考を断ち切り、前に進むために思い切って「リセット」するための決断力だと思っています。


しかしながら、こうやって言うのは簡単ではありますが、リセットの実行には結構なパワーがいるのですよね。気持ちを切り替えることなく、いつまでもウジウジ考えている方が実は楽だったりもするので。

精神が弱っているようなときほど、簡単には気持ちの切り替えができないものです。だからつい(目先でいうと)楽な方、つまり「ずっと失敗したことを引きずる」方を選んでしまうということです。


これって、ある種のパラドックスですよね。目の前にある楽な方の選択肢、「ずっと引きずる」方を選ぶのは、長い目で見るとしんどい方を選んでしまっているということです。いつまでも気持ちに決着がつかず、長い期間に渡って沈み続けることになる。

そしてそれが長期に渡ると、メンタルにも不調をきたし、本当にひどい状況に追い込まれてしまうこともあります。

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUE070ET0X01C23A0000000/



だから、瞬間的にはそれなりのパワーを使うのだけど、まずは勇気を持って「とにかく気持ちを切り替える」努力をしてみること、そういう強い気持ちを持つことがとても大事だと思うのです。


自分の気持ちをリセットするには、まずは自分の失敗を正面から受け止めること、それが大切です。それは低くないハードルであり、だからこそ、気持ちの切り替えには瞬間的にパワーを必要とするのですが。でもこういう場面でこそ、できるだけ自分のパワーを出してみる勇気が大事です。

「◯◯すれば失敗しなかったのに...」などと思考をループし続けて悔やむのは、自分の失敗ときちんと向き合えていないということです。それを認めたくない弱さがあるのですよね。

決意を新たにし、「自分などまだまだ、だから失敗も当然」「これから成長すればいい」と、ある種の開き直りがあってこそ次に向けて気持ちをリセットし、前へ進むことができる。それをできる人が、本当の意味で成長できるということです。


そしてそれを可能にするのが、個人として自分の「パーパス」をしっかりと持つことです。この場合のパーパスとは「存在意義」もしくは「志」などとも言い換えることができるでしょう。

それは、自分のやるべきこと、そして進むべき方向が常にわかっているということです。その軸があれば、多少の失敗や遠回りがあったとしても、再度「あるべき」方へと向かえるように自分を正しく修正することができる。

だから、いつまでも細かいことに引きずられず、スパッとリセットができるんですよね。


逆に、自分に軸がないから、いつまでもリセットできないのです。軸のないリセットは「0に戻る」ことになってしまうかもしれないから、怖いのですよね。だからいつまでも過去にすがってしまう。失敗を悔やみ続ける。


自分自身のパーパス、すなわち「存在意義」「志」をいつもしっかりと心に持っておくこと。その力によって、もし何かの失敗をしても必要以上に引きずらず、しっかりと力強くリセットすること。

それが、とても大事だと思うのです。


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