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イノベーションは「遊び」ながら、発見して欲しい

イノベーションは大切だ

 平成も残り30日を切った。令和になっても、企業のイノベーション探索は続くだろうし、とても重要なテーマだろう。

 この記事にあるように、「イノベーション=新事業」というのは、今の時代は当然の考えだ。問題は、ここで出て来る、「オープンイノベーション」という言葉だ。この記事の中では、複数の企業で、業種を超えて行うことを「オープンイノベーション」としている。もちろん、これもオープンイノベーションである。しかし、ここでは別なオープンイノベーションも提案したい。

「遊ぶ」ことで生まれるオープンイノベーション

 それは、会議室で生むのではなく、もっと現場に根付いた、体験重視型のオープンイノベーションである。極端に言えば、「遊ぶ」ということである。

 「遊ぶ」ことは、時に大きく視点を変える。会議では、既存の仕事や、既存のサービスを認めあうことから始まるのに対して、「遊ぶ」ほうが、もっと自由にものを見つめられる。

 例えば、「車」は、「移動空間」なのか「空間が移動しいているのか」という2つの言葉を生むだけでもイノベーションを生む。このようなことも「遊び」だ。

 大企業がオープンイノベーションを行うのであれば、多少の余裕をうまく使い、このような遊びを重視した「オープンイノベーション」の手法を取り入れることも、一つのアイディアではないだろうか。

 イノベーションとは、時に破壊的な行為である。しかし、「遊び」から生まれる「破壊」は、「夢」になりやすいのではないだろうか。このような、頭の柔軟さをもって、日本が世界に誇れるオープンイノベーションを起こしたい。 

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本間 充 マーケティングサイエンスラボ所長/アビームコンサルティング顧問
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