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今年はスーパー猫の日だったにゃ。

自分にはネコレーダーがついている気がする。街を歩いていると猫の視線を感じる。ふと振り向くと猫がいる。気持ち良さそうに寛いでいる。にゃんとも可愛い。25年くらい前から猫にハマっている。猫は自由気ままで、悠々としている。そのくせ寂しがり屋なところもあって、すりすり寄ってきたりする。気をひくのも上手い。どんどん引き込まれていく。猫グッズも増えていく。もふもふしたもの、肉球の触りごごちのものなど、飛びついてしまう。常日頃からこの購買癖は「やばい」と思っている。

そんな時のスーパーニャンコの日。街中には猫グッズが溢れている。特にお菓子には目が無い。いつもより多く買ってしまった。しばらくお菓子には困らない量だ。ただ、猫のお菓子には問題がある。なんとも食べるのが可哀想になるからだ。齧られた状態の猫はなんとも哀愁が漂う。しばらく愛でた後、食べる時は、なるべく一気に食べるようにしている。あーでも、世の中が猫で盛り上がるのは本当に良い。みんなの気持ちが癒され、ゆとりが生まれるきっかけになる。

猫の日を少し遡ろうと、検索をしてみた。どうやらニュースに取り上げられるようになったのは、17年あたりからだ。当時インスタグラムが発表した「日本で人気があったハッシュタグTOP10」では、猫が1位だった。18年からは、猫の日と明確に謳った記事も見つかった。17年に飼い犬より、飼い猫が上回ったという出来事と共に伝えられている。「ネコノミクス」が2兆3000億円だという試算まで紹介されている。驚くべき数字だ。

18年には、「24時間ネコまみれ」なる記事もある。ネコがいて自然と体のかたさがとれる「ネコヨガ」から、猫の居る休憩所「ネコワーキングスペース」、猫と共に居酒屋で楽しむ「ネコ飲みクス」、店長も店員も売っている本もネコの「キャッツミャウブックス」、旅館での「ネコ同伴」など、唆られるものばかりだ。もっと前に知りたかった。

19年には2つの記事があった。「猫と、こたつと、思い出みかん」という商品がネットで話題だったという。猫用のこたつとみかん5kgで4000円強。確かに魅力的だ。インスタ映えするのは間違いないと思う。もう1つは、ネコトモを探せるマッチングサイト「nyatching(ニャッチング)」を運営しているスタートアップの記事だ。地域内で猫好きを探せて交流できるコミュニティだ。預け先を探すこともできる。普通のコミュニティより、共通の趣味があることで、対話の頻度が高まるような気がする。猫以外の趣味コミュニティも探してみたくなった。

20年の話題は令和の猫ワーキングだ。20年前の創業時からオフィスに猫がいるファーレイというIT企業では、保護猫などを飼う場合、猫手当として月5千円支給するという。毎日、オス3匹、メス3匹の猫が出勤。部屋には猫社員がくつろげるベッドや隠れ場所が用意されている。猫がいれば社内の雰囲気がなごみ、生産性アップする!にゃんとも嬉しい効果が生まれているようだ。

21年の猫の日はコロナ禍の始まりの頃。猫の暮らしの「にゃ~ノーマル(新常態)」として、猫用ユニットバスの話題があった。なんとDREAMS COME TRUEの中村正人氏が発案したものだという。風呂好きの猫がいたら思わず買ってしまいそうな出来栄えだ。シャワーヘッド部分に極小の気泡が出る水栓は、にゃんとも気持ちよさそうだ。

いよいよ今年はスーパー猫の日。2022年2月22日は800年ぶり2(にゃん)が6つ並ぶ。あと200年生きていたら7つ並ぶ超スーパー猫の日だが、流石にお目にかかれない。百貨店では、雑貨やアクセサリーの販売、写真展にとどまらず、アート、それもライブペインティングなど創意工夫を凝らしたさまざまな工夫が行われている。賑わいの中心には必ず猫がいる状態だ。記事では、猫科動物に出会えるスポット、猫にまつわる神社仏閣などをまとめた「猫科MAP」という存在を知ることもできた。週末に早速使ってみたいと思う。

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スーパー猫の日。ねこねこな気分で、何気なくコンビニに寄って買い物をした。お菓子と飲み物とアイスと野菜スティック。お会計はなんと2222円!!!、にゃんにゃんにゃんにゃん。決して計算したのではなく、あくまでも偶然だ。とても幸せな瞬間だった。あ、時間は22時22分にすればよかった。後の祭りだが、思わず写真に納めた。これからも「スーパー」のつかない「猫の日」でもしっかりと盛り上がっていこうと思う。来年の猫の日が今から楽しみだ。

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