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5年間のプロジェクト at Will Work、完結しました!

昨日5月20日はat Will Workの設立記念日でした。そして同時に設立当初に決めた5年間のプロジェクトの最終日でもありました。

at Will Workの法人登記は6年前の5月20日。年末にGoogleを退社し、共同代表の松林さんと準備を進めていたのですが、そもそもどんな法人格にするかも決まっておらず、初めは少しのんびり構えていたような気がします。

当時はまだ働き方改革、という言葉は出ていなくて「一億総活躍社会」。2015年9月に発表され、2016年6月2日には「ニッポン一億総活躍プラン」が閣議決定されました。

at Will Workの設立はその少しだけ前ですが、当時は”働き方改革推進なんとか”みたいな漢字の名前がいいんじゃないか・・という話をしてました。その議論の中で、顧問の小口さんに「Work at Will」というお話を聞き、”Will"という言葉に強く印象を持ったのを今でもよく覚えています。

「Work at Will」はアメリカ合衆国の労働法での言葉なのですが、日本語にすると”随意雇用"とちょっと馴染みのないというか違う印象になってしまっています。日本語訳はさておき、大事なのは雇用者・被雇用者どちらも決められるということです。日本は雇用者の力が強く、被雇用者はあまり選択肢を持つことができません。でも、これから先、未来の働き方を考えていくとそれはどんどん変わっていくのでは、雇用者と被雇用者の両方がWillを持ち、それぞれが尊重されることで選択肢が広がっていくのでは、と考えました。そこで言葉の順番を変えて「at Will Work」にしたのでした。

ちなみに当時はWork at Willを勧めたいんですね、とも言われたりしていましたが「Will」が大事なんです、と頑張って説明していました(笑)

昨日顧問の小口さんがお話しされていてそういえば・・と思い出したのは、世耕弘成参院幹事長にお時間をいただき総理官邸へ伺った時のことです。(当時は副官房長官を務めていらっしゃったため、訪問先が総理官邸だったのです)法人設立からちょうど2ヶ月後の7月20日。実は世耕議員が一番初めにカンファレンスへのご登壇を快諾いただいた方なのです。at Will Workという名前も決まったばかり、実績もなく(団体としても個人としても)、でも翌年2月に虎ノ門ヒルズでカンファレンスを実施することを決めてしまった・・と冷静に考えるとよくご快諾いただいたなと思うのですが、日本のこれからの未来を考えたときに、"働き方"というテーマを考えるのはとても重要、とお話しいただいたと記憶しています。世耕議員には1回目だけではなく、実は最後も含めて何度もご登壇いただきこの5年間のプロジェクトを見守っていただきました。

そして迎えた2017年2月の1回目のカンファレンス。当時、日経新聞さんにもメディアスポンサーになっていただいたり、取材もしていただきました。この記事、懐かしい・・。

5回目のカンファレンスが終わって、5回目のWork Story Awardが終わって、昨日は今までのカンファレンスにご登壇いただいた方やWork Story Awardを受賞された方、at Will Workの活動をご支援いただいた皆様をお招きしての大感謝祭を実施しました。全員が集まるということは叶わなかったのですが、最後の2年間のオンライン中心からやっと”会える”場ができたのはとても嬉しかったです。

そして昨日はもう一つ、at Will Workの最後のプロジェクトの結果も発表。

カンファレンスの冒頭の挨拶でデロイト トーマツグループさんの調査のデータを使って話していたのですが、とあるイベントでこの調査の責任者である田中さんにお会いする機会があって、調査のファンとして「いつか何か一緒にできたら・・・!」とお話ししていたら、なんとここ数年間はその調査をご一緒させていただくことに。at Will Workとしてはこれが本当に最後のプロジェクトです。ぜひレポートの詳細もご覧いただけると嬉しいです。

カンファレンスが終わっても、Work Story Awardが終わっても、それでもまだ実感が湧かなかったのですが、昨日を終えてもまだ実感がなく、これから毎年「今年はないのか・・」と思ってじわじわ実感していくんだろうなぁと思っています。

at Will Work自体はここで終了ですが、at Will Workがきっかけで新しいことがたくさん生まれた、と昨日も沢山お話を聞きました。これからはその"新しい”ことに、また様々な方に関わっていく機会があるといいなと思っています。
5年間at Will Workにお付き合いいただき、また支えていただき本当にありがとうございました!

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