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【2020年版】「副業」と「複業」の違いについて

複業研究家の西村創一朗(@souta6954)です。

副業禁止の会社が9割!という時代に「複業」をはじめたのが2013年。
複業という働き方をもっと世の中に広めたい!と思って「二兎を追って二兎を得られる世の中を創る」というビジョンを掲げて株式会社HARESを創業したのが2015年。

そして、『複業の教科書』という本を上梓したのが、厚労省がモデル就業規則を「原則副業禁止」から「原則副業容認」へ変更し、副業・兼業の促進に関するガイドラインが発表されるなど、 「副業元年」と呼ばれた2018年。

この5年間で、「副業」や「複業」という概念が一気に広がったことを肌で感じています。

一方で、「副業」や「複業」の違いを教えて下さい!と聞かれるシーンも増えました。当然ですよね。笑

この問いについて、僕は4年前に以下のようなコラムを寄稿していました。

また、講演や研修・セミナーでは以下のスライドを用いて副業と複業の違いについて説明していました。

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細かく説明すると、「なるほど!そういう違いがあるのね!」と理解していただけるのですが、やはり直感的にひと目で理解していただくためにはもう一歩踏み込んだ方が良いな、と思って作った図がこちらです👇

収入 あり

縦軸が収入の有り⇔無し。

横軸が目的がお金⇔お金以外(自己実現/自己成長/自己実現など)。

副業が「副収入を得ること」が主目的であるのに対して、複業において「副収入」は「あったら嬉しい。けど、なくてもOK」くらいの位置づけで、主目的ではありません。

複業の目的は十人十色。

僕がかつて「50時間働いて62円の売り上げだったのに複業を続けた」のは、「本業では得られないスキルを得るための経験値を稼ぐこと」という自己成長がいちばんの目的でしたが、「とにかく絵を描くのが大好きで、自分が絵を描いて喜んでもらえることが嬉しい」というように自己実現だったり、NPOや地域活動など社会貢献を目的に複業に取り組んでいる方もいます。

収入は、もちろん大事です。お金は大切です。

なので、「副業」がダメで、「複業」が良い、と二元論で語るつもりはありません。「副収入」を得ることを主目的とした「副業」も全然OKです。

ただ、「報酬は、提供価値の対価である」というビジネスの原理原則は副業/複業とて変わりません。

「自分自身がお金を稼ぎたい!!!」という「Take」のマインドが強すぎる人は、結局思うように稼げずに終わってしまうor時間の切り売り的なアルバイトに終始してしまうことが多いです。

「お金を稼ぎたい!!!」というマインドが強いからこそ、「どんな価値を提供したら、それだけの報酬が得られるだろうか?」という「Give」のマインドを強く持つようにしましょう。

高い専門性があり、それを欲する人に出会いさえすれば、自ずと「稼げる」ようになっていきます。

自分が「フクギョウ」と通じて得たいものは、「お金」なのか「お金以外」なのか、それとも「両方」なのか。

収入 あり

答えが「お金」なら、それは「副業」ですし、「お金以外」または「両方」なのであれば「複業」ということになります。

『複業の教科書』でも「目先の設けに走らず、貯信せよ」と書いている通り、いきなりお金をいただく自信も実績もない…という方は、まずは無償で提供しつつお金ではなく信頼を稼ぐというフェーズからスタートするのもオススメです。

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まずは無償で提供して価値を感じてもらい、コツコツ信頼を貯めていくことで、徐々に「お金を払ってでもアナタにお願いしたい!」と言っていただけるようになります。

それが以下のツイートで書いている「アマ→セミプロ→プロ」の話ですね。

ということで、「副業」と「複業」の違いについて改めてまとめてみました。

収入 あり

こちらの図👆については、こちらのnoteのリンクもしくは以下のツイートをリンクしてもらえれば自由に使っていただいてOKです!使いやすいようにあえて弊社のロゴやコピーライトは入れていません。

ということで、引き続きガンガン複業やっていきましょう~!

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