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7億人の購読者、年間コンテンツ投資額10兆円のストリーミング戦争

米娯楽・メディア大手ウォルト・ディズニーが13日に開始した動画配信サービス「Disney+(ディズニープラス)」の契約数が1日で1,000万件に達したことをきっかけに、ストリーミングサービスへの注目が国内でも急速に集まっているようです(Disney+は現在アメリカ、カナダ、オランダが対象)。今月上旬には既にアップルによる「アップルTV+」(国内でも鑑賞可能)もリリースしていて、来年には「HBO Max」、短尺動画に特化した「Quibi」なども参入することで「ストリーミング戦争」などと呼ばれています。

今週発売のエコノミスト誌のカバーストーリーでも「The $650bn binge~Fear and greed in the entertainment industry)(70兆円のどんちゃん騒ぎ~エンタメ業界の恐怖と欲望)」と題し、過去5年間に投じられた通信会社やエンタメ企業の買収・投資額を示しながら特集を組んでいます。記事の中では現在の動画配信サービスの有料購読者数が7億人以上いること、今年1年間に主要各社が投じたコンテンツ投資の総額が10兆円以上で、その額が米国の石油業界の年間投資額と同水準であることなどが紹介されています。

HBOの前CEOがApple TV+の番組制作で独占契約締結が噂されるなどの人材獲得競争や、番組のライセンス獲得競争など、〇〇億ドルの投資額、〇百万人の購読者数という、既に想像を超える数値のやり取りが飛び交い、来年に至るまでますますバブルの様相を呈しながら突き進んでいきそうな勢いです。

ただ、残念なのは、こうした海外で話題になっているストリーミング戦争について、国内においては肝心の番組を見ることがしばらくできなさそうであることです。「Disney+」含め、なかなか臨場感を持ってこの大きな変化を感じることができないのは悔しいところです。もちろん来年のオリンピックや5G時代を見据えて国内でもユーチューブ、アベマTV、Tver、dTV、U-NEXT、DAZNなどのプレイヤーは存在し、盛り上がりは感じるものの、海外で凄まじい勢いで起きているストリーミング戦争を実感、そしてその恩恵を享受できるのには少し時間がかかりそうです。

▶数多くリリースされている優良動画コンテンツ情報をチェック出来るサイト、JustWatch

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そんな時に偶然目にしたのがこちらの動画検索サイト JustWatchです。ベルリン発のサービスで、2016年に日本語対応がされているこのサービスを利用することで、Netflix、Hulu、アマゾンプライム、アップルTV、dTVなど、国内で視聴可能な映画やテレビ番組のタイトルを簡単に検索することが可能です。「新作」や「人気作品」ごとに検索するだけでも数多くの興味深い作品を見つけることが出来ます。海外コンテンツ、そして国内コンテツ含め、既に数多くの番組が配信されていることに驚きます。

スポティファイが音楽市場に変革をもたらし、アマゾンのキンドルなど電子書籍市場を、そしてニューヨーク・タイムズなどがオンラインニュースの消費のスタイルに変革をもたらしたように、今回のストリーミング戦争はテレビ・動画、そしてメディアの視聴習慣に大きな変化をもたらすことになりそうでとても注目しています。

その他にもTSUTAYA提供の海外ドラマランキングを見ると、気になる番組に出会えることがありそうです。

以前偶然にNetflixの通知機能で存在を知ったこちらのドキュメンタリー番組のように、国内メディアではなかなか知ることが出来ない海外の出来事をリアルタイムに、字幕付きでアクセス出来ることは、とてもありがたいと感じます。またこれは、と思える番組を目にした際にはこちらのブログでもご紹介出来たらと思ってます。

Photo by Glenn Carstens-Peters on Unsplash

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