さよなら。値引だけのクーポン。
ふらりと通過した商業施設の企画告知に感動したのでnoteを書いている。
いままで商業施設やメーカーで働いてきて、ピンチのときの売上浮上策、といえば、クーポンやセール企画がほとんどであった。「生活者の来店・購買の後押し」という意味で、一番効果がある(ありそう)な企画である。(運営側からすると、安直とも言える。)
LINEが企業のマーケティング施策になり始めたとき、文字通り、多くの生活者の「行動」を促した経験がある。(この取材を受けたのは2013年…!)
スマホでのクーポン施策が希少だった時代から、時は流れて、今では、どんなにクーポンをバラ撒いて、使われることのほうが稀有な時代に?
あなたが、ニュースアプリや決済アプリ、企業の自社アプリのクーポンを利用した、最新の経験はいつであろうか?
クーポンって、いまの時代でも、人を動かすチカラを持っているのであろうか?「ナッジ」的な思考やトライもある時代。
クーポンに依存しない「生活者の行動を動かす」施策
何度か僕もトライをしてきました。いまでも記憶にあるのは Ingress とのコラボ企画とか。
今回の渋谷ストリームさんの施策は、一見、「ただのクーポン施策」だが、そこには、幾重ものクリエイティブが組み合わさっていると感じた。
「人気イラストレーター28人×渋谷ストリーム×Instagram」
こんなにワクワクするクーポンを見たことがあるだろうか?
オフ率(**% off)や、値引き額(500円off)以上に、Getしたい!と思わせるクリエイティブ・デザイン!
告知にあたって同一デザインB全ポスター連張り掲出ではない!(手間暇かかってる…!)一枚一枚出力し、掲出..!
イラストレーターさん・デザイナーさん、嬉しいだろうなぁ。イラストレーターさんのInstagram投稿みてると、「お声がけいただき、とても嬉しかった!」ってコメントにあふれている。
対象飲食店のテナントさん、嬉しいだろうな。
ちなみに現在、同施設のInstagramアカウントのフォロワー数は7,880。決して周囲の商業施設よりも多いわけではなさそうだ。ひょっとしたら、参加するイラストレイターさんのほうが多いかもしれない。そして、ちょっと調べたら、そうだった。ちなみにヒカリエや、スクランブルスクエアのフォロワー数もストリームさんと同規模だった。渋谷エリア界隈だったら、ふらりと普通に立ち寄る普通の(インフルエンサー的な)生活者・お客様の方が、数的には多いかもしれないい。
今回、LINEやアプリで(システム的に)スワイプ消し込みするクーポンでもない。ましてや、NFT的なブロックチェーンを活用した小難しい仕組みでもない。
渋谷ストリーム公式Instagramをフォローして、ストーリーズをお店で提示するだけ。
それでいい。
それがいい。
さて。どのお店いこうか!
僕は、いちごもち さんのテイストが好きだなー。また、竹中さんのキービジュアルも好きだ。
以下、参加されるイラストレーターさんのリンク集です。飲食店舗起点ではなく、イラストレータさん起点でお店を選んでみても面白いかも!すでに本キャンペーンのイラスト投稿をされていた方は、その投稿にリンクしています。(紹介に抜け漏れありましたら、ご一報くださいませ..!)
サポートポチしていただけると、かなり嬉しみの極みです。