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世界中でファンを魅了するWWE中邑真輔選手が、世界で闘うビジネスパーソンたちにメッセージ!:日経電子版連載「プロレス経営学」バックステージ 【中邑真輔選手編】

10/7(月)より日経電子版にて、プロレスをビジネスの観点から分析する『プロレス経営学』を掲載しております。構成上泣く泣く割愛してしまったエピソードをプロレスにちなみ「バックステージコメント」として日経COMEMOで紹介いたします!


今回は新日本プロレスで活躍をし、現在はWWEでトップレスラーとして活躍をする中邑真輔(なかむら・しんすけ)選手の入場です!

連載本編はこちら⇣

プロレスの競技面よりもビジネス面に焦点を当てたインタビューでしたが、時にユーモアを交え、冴え渡るご回答を頂いた中邑選手。本編では掲載しきれなかったタギるお話を以下でお伝えします!

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生演奏と共に入場する中邑真輔選手。豪華で派手な入場はWWEの魅力の一つ。(C)2019 WWE, Inc. All Rights Reserved.

海外公演で手応えを感じ、WWE行きを決意

新日本プロレス時代、海外遠征に行った時、自分への歓声の大きさに気づいた。ネット配信などで普段から自分の試合を見慣れたファンがそこにいた

新日時代の海外の試合で感じるものがありました。かつては、日本人が海外で試合をしても知名度の面で課題がありましたが、今だったら勝負できるんではないかという気持ちになりました。

パフォーマンスセンターと道場の違い

WWEの選手養成所「パフォーマンスセンター」。新日の「道場」とは何が違うのか

パフォーマンスセンターは複合施設というイメージが当てはまります。練習設備以外にスタジオ、医療設備などもあります。練習の内容についても受け身一つとったことのない(プロレス経験の少ない)人からキャリアのある程度ある選手まで数段階のクラスに分かれており、マイクアピール、演技力などのプロモーションに関するクラスもあります。

アメリカは団体が運営する道場、選手養成所というシステムがほぼなかったと思います。(元レスラーがやっている)プロレススクールは各地にあります。そこで選手はトレーニングをし、自分でキャラクターを考え、デビューして、各地の小さな団体に売り込んで...という仕組みでした。

日本はプロレス文化が相撲から来ているので、自前で選手を育てるという道場制があると思います。

キャラクターも大事だが当然レスリングの技術も重要

WWEのスーパースター(同社は選手をこのように呼ぶ)はいずれも外見・内面共に"キャラの立った"人たちばかり。日本流プロレスで育った中邑選手は文化の違いを感じることはないのか

プロレスラーは昔からキャラクター(個性)が重要、という面はあると思います。今に始まったことではありません。アントニオ猪木さん、長州力さん、グレート・ムタ(武藤敬司)さん、獣神サンダー・ライガーさんだって強烈な個性を持つキャラクターではないでしょうか。

また、プロレスがエンターテインメントとして機能しているため、「わかりやすく自分を伝える」、「試合の背景を伝える」という意味でこれまでよりもキャラクターを効果的に使ってる部分はあると思います。

しかし、そのようなアピール・キャラクターと同時にもちろんレスリングの技術も大事だと思います。自分、対戦相手の命を守る為にも。

熱烈なグローバル・マーケットと現地ファンたち

WWEは世界で事業を展開。北米以外の売上高は3割を占め、選手は世界中で試合をする

東南アジアでの大会の際、ネットやテレビで観てる選手が生でみれるということで熱狂的なファンたちが駆けつけていたのが印象的でした。どの国に行っても、空港までファンの迎えが来ていました。

ペルーやアルゼンチンなど南米もすごいです。軍隊・警察が総出で警備をするほど大勢のファンが迎えに来ていました。宿泊していたホテルの周りでは一目見ようと木によじ登る人までいました。

テレビ放送がない国は余計にリアクションが大きいと思います。テレビ放送がないので、自発的にネット配信サービスに加入して観てるファンたちが来るので、前のめり感がさらに強いんだと思います。これを生で味わいたかった!という感じです。

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WWE最大の大会『WrestleMania』。今年の『WrestleMania 35』にも世界中からファンが駆けつけた。(C)2019 WWE, Inc. All Rights Reserved.

上司への上手なアピールも実力(日本のビジネスパーソンに向けて)

WWEはアメリカの会社ですので、改めてアメリカの会社文化を理解した上での自己アピールをしなければいけないと思っています。「寡黙に頑張っていればいつか評価される」というのは通用しません。何も言わないと現状に満足していると思われてしまう可能性が高いです。かといって権利を主張しすぎても煙たがられるので、微妙な温度感・調整が必要です。少し攻めぎみの空気の読み方が笑。

ある意味、日本よりもアメリカの方がコネクションだったり上司へのアピールなどが重要かもしれません。個人的にはそういう政治力も含めて「実力」というイメージです。

自分が知っているのはWWEだけですが、アメリカの一般企業で働いている友人の話では、給与額の交渉も具体的な根拠を持ち出してはっきりと主張しているそう。やはりネゴシエーションはビジネスパーソンにとっても大事だと思います。

--中邑真輔選手のバックステージコメント以上--

本編でも詳しく書かれていますが、常に自分のマーケット・企業内での価値を意識して行動をしている中邑選手。世界で活躍するには総合力での「実力」が問われることがわかりました。

その他にもプロレスからはビジネスパーソンが学ぶべきことがたくさんあります。ぜひ、他の回もお楽しみください!

日経電子版ストーリー『プロレス経営学』連載はコチラ⇣



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