睡眠時間と人生の関係
最近、知り合いから「体を壊した」「長期療養中」などの報告を立て続けに聞きます。共通するのは、みな若い頃に「ショートスリーパー自慢」をしてた人たちばかり。 寝ないのは、やはり何かを犠牲にしているのかもしれませんね。
実は、僕は昔からかなりのロングスリーパーです。これをいうと意外ですねとか言われたりしますが、実際にかなり寝る方です。
学生時代はバックパッカーとしてアジア中を放浪してましたが、ドミトリーで一緒だったドイツ人の青年に「せっかくの旅なのになぜ君はそんなに長く寝てられるんだ?」と呆れられるほどでした。まあ、旅先でもよく寝てましたね。
もちろん、本心をいえばもっともっとたくさん活動したいし、やりたいことも相変わらず多すぎます。若い頃は、「ショートスリーパー」に憧れたものでした。なんか、起きている時間、活動できる時間が少ないのは他の人に比べてかなり損してるんだろうなあと。
しかし、睡眠時間を削ってしまうとやっぱりダメなんですよね。8時間どころか、9時間とかでも余裕で寝られます。今でもです。
だから、あるときからはすっぱりと諦めました。寝たいものは仕方がない。日中に眠くならず元気に動けるよう、毎日、夜は十二分に睡眠を取ろうと。その分、人さまよりも濃く生きればいいや、と。まあ、負け惜しみの気持ちも混じってはいますが。
しかし結果としては、この意識が(本当に)良かったのだと思ってるのです。人よりも起きている時間が短いという思いが強いので、一分一秒でもムダにしたくない。だから、時間を浪費することは罪だと考え、徹底して時間を有効に使わなければと思いながらこれまで生きてきました。
だからでしょうか、「暇つぶし」という概念がまったく分からないんですよね。なぜ人生に、つぶせるほどの「暇」ができてしまうのか。たとえ、短くともスキマ時間ができたら超ラッキーだと思ってます。起きて意識がある内(笑)に、あれも、これもやらなければ。
そのおかげか、これまでの半生を振り返ってみると、かなり面白い人生になっているのではと自己評価しています。日記は付けてませんが、過去のSNS投稿を振り返ると「こんなことまでやってたっけ..」と自分でも驚くくらいに好奇心が強いことに気づきます。まさに多動、ですね。
そしてこれからも、ずっと変わらずこの感じで行くんだろうなと思ってます。起きている時間、意識のある時間は、何ごとにも全力で取り組んでいきたいと。
そして、一日が終わったら十分に寝る。そして、寝る環境も大事ですね。そういう部分にもかなりこだわるようにもなりました。どうせなら、ものすごく良質な睡眠にしたいですよね。
一方、「徹夜した」とか「3時間しか寝てない」みたいな話は、この時代でもまだ見聞きしたりします。特に経営者のみなさまとか、コンサル業界、スタートアップ界隈のような一部の領域の方に多いでしょうか。
武勇伝としてカッコよく語っているつもりかもしれませんが、こちらとしては勝手に心配になってしまいます。まあ、大きなお世話だと言われるかもしれませんが。
十分に、睡眠と休息を取る。そして、動くべきときは集中して全力で動く。だから、時間をダラダラ使うようなことはしたくない。仕事にも、遊びにも、つねに真剣かつ全力で取り組む。「与えられた貴重な時間」に、いつも真摯に向き合う。
これからも、そうやって人生を過ごしていきたいと思ってます。
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