顧客中心に考えること
最近、Amazonの影響を受けています。
サービスとしてのAmazonではなく、Amazonの組織文化に対してです。
こちらの本を読み、Amazonの「顧客中心」に考える組織文化に感動しました。
Amazonの広報戦略を中心に、「伝わるストーリーをつくるルール」が紹介されています。
ルールやテクニックも紹介されているのですが、自分はAmazonやジェフベゾスの考え方に衝撃を受けました。
本書の中で、ジェフ・ベゾスが取材を受ける際に際立った特徴があるとのことで紹介されていることがあります。
「それはお客様に関係がないことだよね?」
と言われてしまうような話はしないこと
Amazonって、事業のどのフェーズでも、どんな規模になっても、顧客のことを中心に考え続けていること。だから強い。
Amazonが顧客体験にこだわるための仕組み
Amazonの組織の仕組みについて様々語られているのですが、この3つが印象に残り、かつ即実践できそうなので紹介します。
①エア・カスタマーを会議室に着席させる
→議論を顧客中心に考えるようにする
②社内の企画提案をプレスリリース形式で行う
→企画は、顧客や市場がどのように反応するかを初期段階から意識する
③お客様にとっての価値をチェックする役職がある
→組織の最終意思決定を顧客中心に考える
Amazonの全ての行動・意思決定は「顧客のためになるか?」という問いに集約されている。
これが組織のルール、仕組みを使って、隅々まで浸透させているからすごい。
Amazonから少し話は変わります。
最近、Twitterやnoteの活用方法に関して相談を受けることが増えました。
どうやったら、Twitterやnoteをたくさんの人に見てもらえますか?という質問をもらうことが多いです。
SNSも顧客体験を良くするための装置だよね
SNSによって、SNSフィットしたコンテンツをつくれば、リーチを増やし、認知を獲得しやすくなっています。
しかし、SNSフィットしたコンテンツをつくっているけど、サービスとしての中身がない・・・というブランドが増えていると感じています。
SNSどうこう、という前に「顧客体験」を考えないと・・・といつも思うのです。
そのタイミングで読んだ、せっちん丸さんのnoteが刺さりました。
本質ついています↓
SNS、特にTwitterは情報がものすごいスピードと幅で広がりやすいです。
Twitterの恩恵は自分自身もマーケティングトレースを広げるために、たくさん受けています。感謝しかないです。
ただ、Twitterをバズらせる道具として捉えたら、良い変化はおきないなと最近感じています。
最悪なサイクル
バズる→期待値が上がる→サービス体験(期待値と異なる)→ガッカリ→二度とリピートしない
小手先のSNSテクニックに走ると、この最悪なサイクルに陥ると思います。
なので、SNSの先にある「顧客体験」を想像することを忘れないようにしたい。
Amazon、ジェフベゾスが大切にしていることを思い出しましょう。
このTwitterやnote活用は顧客のためになるか?
戦略の方向性や、投資意思決定に迷った時は、判断基準を「顧客体験」におくこと。
マーケティングがうまくいかない時は、そもそもの顧客体験が悪であるケースがほとんどです。
自分自身の仕事も、もう一度「顧客中心」に設計し直そう。
本日の日報は以上です。