官民連携のDX。答えがない時代のまちづくり、民間は「相棒」だ。
「日本各地から、よろしくおねがいします!」
平井 卓也デジタル改革担当大臣や湯浅知事の登場から始まり、2020年GRサミットが開催された。
なかなか話を聞きたくても聞けない方々が、日本各地からオンラインでつながりスタートしたイベント。
理事である私も僭越ながら一つのセッションをもたせていただきました。
「答えがない時代の街づくり」
初の「子育て世代向けの街づくり」というテーマでの登壇。
私は、慣れないテーマにPCの前で汗だく。事前にリサーチした資料やメモを最後までチラチラと確認しながらのセッション開始。
でも、始まってみると、あまり心配する必要がなかった。官民連携の第一線で活動されているお二人はすごかった。
AsMama甲田 恵子さん、舟橋村の吉田課長の胸を借りてお届けしたセッションでは、「答えがない時代の街づくり」について、唸ってしまうほどの金言をたくさん頂きました。
「全部は書き留められないでも、残しておきたい」
つたないモデレーターであることを反省しながらも、(イベント後にできることとして)お二人の言葉を1人でも多くの人に届けたい。そんな思いから私の心に響いた金言をnoteに残しておこうと思います。
▼当日の資料
官民連携のプロたちの金言
・ベンダーではなく、答えがない時代に一緒に考え続けてくれる民間パートナーがいることが大切(吉田さん)
・地域コミュニティがビジネスチャンスになる仮説を持って伝え続けていた(吉田さん)
・ICTは作って終わりではない。浸透させ、改善し続けなくてはいけない(甲田さん)
・コミュニティは大きいものがいいわけではない。小さなコミュニティに複数。居心地の良さが大切(甲田さん)
・これからの時代は、仕様書発注ではなく性能発注であるべき(吉田さん)
官民連携は国の制度に
GR協会は、地域課題解決のための良質で戦略的な官民連携の手法としてガバメント・リレーションズ(Government Relations)を広めるために設立された協会です。
まだまだ聞き慣れない方も多いかもしれません。
でも、2021年9月に発足するデジタル庁では、民間企業とデジタル庁の間を人材が行き来する「リボルビングドア(回転扉)」体制を創ると平井大臣が公言されています。
つまり国の仕組みとしてGRが、浸透していく。まずはデジタルという文脈で浸透していくということであれば、今回のGRサミットは、その始まりを創っていく方とつながれた。そんな機会だったなと思う。
最後に、このような場を創っていったGR協会のみなさん、そして事務局のみなさん、本当にありがとうございました。変化を生み出すことで、恩返しを。来年に向けて心新たにした時間でした。