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休むことで心身がメンテナンスされ、仕事も捗る

シンガポール在住、ファイナンシャル・プランナーの花輪陽子です。私は外資系の金融機関に8年勤めて、その後は10年以上自営業、会社経営をしています。

外資系の金融機関の頃は強制で2週間連続の休暇を取らなければなりませんでした。その休みを利用して、NYのウィークリーマンションに宿泊をして、ダンスレッスンやブロードウェイ鑑賞をしたり、新婚旅行に行ったりとリフレッシュすることもできました。

週休3日制になれば、毎週を三連休にすることもでき、小旅行にたくさん行くこともできるのではないでしょうか。そうすれば、カレンダー通りの連休の混雑が緩和される可能性もあり、毎週リフレッシュできて仕事に復帰もできそうです。

私はフリーランスの頃は365日休みなしで朝から夜まで働いていた期間が数年間ありました。その頃の頑張りがあったから今がありますが、やったらそれだけ返ってくるという高いモチベーションがない限り、この生活を続けることは不可能だと感じました。実際に出産の際に緊急帝王切開になったりと、かなり体に負担をかけていたようです。

・導入が進みつつある週休3日制についてどう思いますか。自分の会社に導入されたら良いと考えますか?

週休3日制を選択できるようにすればよいと思います。例えば、バックオフィスなどのルーチンワークをしている人の場合、その分、時間で賃金が調整されるなども考えられます。それでも、週休3日制を選びたい人がいるのであれば選べるようにすればよいと感じます。

・休んだことで仕事が捗ったという経験はありますか。それはどんな場合でしょうか?

バックオフィスなどのルーチンワークの場合は、お休みの際にペアでやっている人の負担が増える可能性があります。そうした場合は不公平感のないように、交代で休めるようにする、賃金で調整をするなどが考えられます。

・あなたにとって休みとはなんでしょうか?仕事との関係でどのように位置づけられているものですか?

十分な休息、運動、健康的な食事、読書などを通じて、心身健康を保ち、仕事以外のところで様々な体験をできる可能性が高まります。

私もがむしゃらに働いていた時もありますが、現在はその時の1/10くらいの労働時間になっています。それでも自営業で収入も大幅に下ることもなく仕事を継続できています。組織に属していることによって、人が余分な仕事を増やすなどの悪い面もあると感じます。

もう少し労働時間を減らしても生産性を高めることは十分にできると自分の経験則からも感じます。特に熟練をし、慣れると効率よく動くことができます。もう少し、裁量制、結果などを重視する働き方を選択できるようにしてもよいでしょう。

#日経COMEMO #休んで仕事が捗った経験

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花輪陽子(FP@シンガポール、経営者、著者)
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