見て見ぬふりをして研究ばかりすることは私自身の気持ちが許さなかった ~ 一言切り抜きfrom日経#212
今、日本に必要なものは、何かと問われれば、
イノベーションだとか、生産性だとか、多様性だとか、
言われるだろうけれども、
僕がいろんな組織と
それこそ国から自治体から大企業から中小企業からNPOから個人の方まで、
働いて垣間見てきて、
今思うのは一番必要なものは「仕事観」だと思う。
それがなければ、全て間違う。無駄な方向に突っ走る。
本田宗一郎さんも言っている。
「間違った方向への努力は、ほんとダメだ」と。
「マイナスしかない」と。
ノーベル物理学賞受賞者、益川敏英さんが亡くなった後の、日経新聞の一面の「春秋」の欄から、二言、切り抜きを共有したい。
仕事観が間違っているシーンをここ数年、多数見てきた。
それこそ、見て見ぬふりだ。
個人の考え、を押し殺し、言わず、
どうも違和感がある、仕事で指示されていることを推し進める。
それ、仕事の意味ないよね。
働く=端(はた)を楽にする、とすれば、
はたを苦しめる働き方になっている。
全く意味がない。
投入された予算、投入された時間や才能の無駄遣い。
さらに一言。
前後をもう少し抜き出すと、
ノーベル賞受賞者の声があっても、変わらぬ日本。
別にノーベル賞受賞者が偉いわけではない。オリンピックに出るアスリートが偉いわけじゃない。
日々、誰かのために働くプロ全員、偉い。
オリンピック的なる目立ちやすいステージがあるかないかの違いだけだ。
違和感があるのに、見て見ぬフリをしていないか?
短期目線だけのことをして、長期をサボってないか?
そういう、自分が正しいと思うことを言ったり、行動すると、必ず邪魔する奴がいる。
「男には外に出れば7人の敵がいる」っていうのはなるほどそういうことだったんだねと、思う日々だ。
既得権益が失われるから、自分のポジションがやばくなるから、邪魔しに来るんだね。
そんなことに、「正しさ」を邪魔されてたまるか。と思う。誰も喜ばないことを、進めさせてたまるか、と思う。ま、そっちはもっと敵だらけだと思うけどね。
だってその仕事、誰もハッピーにしないじゃん。
同じ時代、同じ世界に生きる人たち、と共有したい、日本人の大先輩の言葉を共有した。
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