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500人のEQ分析で判明した「環境変化に強い人の特徴」

 Potage代表コミュニティ・アクセラレーター・河原あずさです。個々人のパーソナリティを深く知るところからコミュニティ形成を促す組織づくりサービスを提供しています。

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 ところで皆さんはどんな場所にいるときに「ホームグラウンド」だと感じますか?ホームグラウンドとは、そこにいると心が自然と落ち着くような場所のことを指す言葉です。例えば、自宅にいるとリラックスする人もいれば、職場でリラックスする人もいるでしょうし、以前住んでいた場所や故郷に戻ると、心が安らぐ方もいるかもしれません。

 ちょっと話がそれますが、先日私の2歳の息子が体調を崩して、いつもの保育園に通えなくなりました。そんなときに利用しているのが、病児保育や病後保育という施設です。病気の子供や回復中の子供を預かってくれる保育施設で、共働きの家庭にとってはなくてはならない場所です。

 そんな息子が熱を出し、病後保育に数日通うことになりました。最初は、新しいおもちゃがたくさんあるので、とても楽しそうでした。しかし、3日4日と通ううちに、飽きが来て「行きたくない!」という雰囲気を出すようになりました。

 そしていったん風邪も治り、元の保育園に戻ることができた時、息子はとても安心した表情をしていていました。2歳の子どもでも「自分の居場所」という感覚を持つものなのですね。

 家以外にも「ホームだな」と感じる場所があることは、とてもポジティブなことだと思っています。もちろん、子どもにとって一番大事なホームは、両親のいる「自宅」です。しかし、まだ数年しか生きていない子どもたちでも、自宅以外に「ホームだなあ」と感じる瞬間は確かに存在しているし、その居場所の多様性は、体験の多様さにも直結し、生育にいい影響を与えると思うのです。


「移動」が生み出す刺激と好反応

 息子が見せたこの反応は「ホーム感を覚える居場所を複数持つことができる」という、人間が持つ特性を証明しているように思います。

 私自身のことを言うと、移動が大好きで、様々な場所を巡ることに喜びを覚える人間です。

 この特性は、データ上でも説明ができます。私がアナリストとして活動しているEQPIという感情知能指数(EQ)をベースにしたパーソナリティ検査で、私は「フットワーク」「移動容易性」「実行」という項目が非常に強いのです。これらは、いずれも個々人の「多動性」をあらわる項目になっています。

 そのデータの通り、私は現在、自宅を含めた5つの拠点をうろうろしながら働いています。それぞれの場所でじっくり仕事をするというよりは、その時の気分やモチベーションに合わせて働く場所を転々として、細切れに働くというイメージがより適切です。例えば、渋谷スクランブルスクエアにある拠点「SHIBUYA QWS」は、たくさんのクリエイターや起業家、業界有名人との出会いが楽しめまるので、刺激を得たいときによく足を向けています。地元のコミュニティに触れたい時は、自宅近くにあるコワーキングスペース巣鴨/大塚にある「RYOZAN PARK」や、小さな個室オフィスを構えているコミュニティスペース「くすのき荘」で、地元の人との交流を楽しんでいます。

 拠点は都内だけではありません。私は「富山と首都圏の起業家の交流を促進してコミュニティ形成をする」富山県の事業を受託していています。そのため、富山県は私にとって重要な拠点の1つなのです。2023年5月にはじめて富山に降り立って以降、出張に行く度に、新しい出会いや美味しい食べ物、自然豊かな環境を楽しみながら、仕事に励んでいます。

 私のような多動なタイプの人間にとっては、1つの場所でじっとして過ごすのは、むしろ落ち着きません。自分のやっていることや、周りの環境に変化がある程度あった方が、私自身も落ち着いて、とてもすっきりとした気持ちになれるのです。たくさん動いてからホームグラウンドである自宅に帰ったときの達成感は格別なものです。このように、色々な場所をウロウロしてはホームグラウンドに戻るという繰り返しが、私には合っているのです。

↑の記事のように自治体がワーケーションを推進して移動を促す時代がやってきています

心地よい働き方を見極めるための「多動性」把握

 自分が多動性傾向を持っているかについては、先ほどお話したEQPIという検査を受けてみると、その人の傾向が見えます。500人以上の方に受けていただき、データを分析していますが、じっとしていた方が良いタイプの人もいれば、転々としている方がしっくりくる人もいて、その割合は綺麗に半々くらいです。

 大事なのは「自分がどの程度の変化がある環境を選ぶか」を意識して、身の置き場を選択することです。例えば、転々としたい職種の人が選ぶべき働く環境は「フルリモートで働ける」「ワーケーション大歓迎」「出張が多い」職場ということになります。私もかつてそうでしたが、海外の駐在員のような仕事や、海外の会社とのやり取りをする仕事も当てはまります。そういう働き方を選択すると、飛行機に飛び乗って海外に行ったり来たりするのが日常化するので、多動傾向の強い人にとっては非常に心地よさを感じるものなのです。

 しかし、逆に、じっとしていたい思考の方が、このような職種に就くと、ストレスに感じることがあります。私がアメリカで駐在員をしていた時、何人かの方が合わなくて、日本にすぐに帰任するケースがありました。本社の方はこのような適正の不一致に敏感で「この方は異なる環境に置かれたときには本来のパフォーマンスが発揮できないのだな」と判断すると、いち早く日本に戻す傾向があったのです。このようなタイプの方は、頻繁な移動やあまりに違いすぎる環境に身を置くよりも、人事異動も少なく、環境も固定化された場所にいたほうが、のびのびと仕事ができて、成果を残せるのです。

 移動が向いているのか向いていないかの特性は人それぞれです。大事なことは、自分がどのような環境に置かれた時にパフォーマンスが発揮できるかを自覚することです。同じデスクに座り、同じパソコンに向かい、毎日同じ作業をすることが快適という人もいるでしょう。一方、私のように、動き回ることが心地よいというケースもあるでしょう。どちらのタイプなのかを自覚することで、移動の多さ少なさを基準にして仕事を選択したり、仕事の成果が出なくなった時の解決策として「環境を変える/戻す」というアクションを意識してとることが可能になります。結果、あわない環境で仕事を続けてしまって、パフォーマンス低下するのを防ぐことができるのです。

 この多動性に関わる個々人の特性は、EQPIの検査を受けることで測ることもできますが、直感的にわかる方法もあるので、ご紹介します。

 それは、今の時点で大切にしている人間関係を5人挙げてみて、それを3年前の自分と比較してみることです。コロナの影響もあってあまり変化していない方もいらっしゃるかもしれませんが、それでも「5人とも変わっている!」という方がいる場合、その方はおそらく移動を好むタイプの人です。一方、顔ぶれがほぼ変わらず、同じ友人関係が維持されているという方は、同じ環境でじっとしている方が心地よいタイプの可能性が高いです。ぜひ試してみてください。

「自分の特性を知る」ことが働き方選択の第一歩

 コロナ禍が大きなきっかけとなった働き方の急速な変化は、私たちの仕事環境や働き方に対する考え方を変えるきっかけとなっています。特にリモートワークやテレワーク、ワーケーションなど、自由度の高い働き方が増え、選択肢が増したことで、むしろ自分の働き方について改めて考えることの価値が上がってきています。

 仕事をする上での選択肢が増えたことは、自分に合った働き方を選ぶためのチャンスです。働き方が自分に合っていなければ、仕事へのモチベーションが低くなります。パフォーマンスも低下を防ぎ、むしろ上げていくためには、自分に合った働き方を知り、適切に選ぶことは非常に重要なのです。

 まず大事なのは「自分の特性を知ること」です。自分がどのようなタイプの人間であるかを知ることは、自分に合った働き方を選ぶための第一歩。自己分析を行い、自分の性格や価値観、働き方に対する考え方を明確にすることで、自分に合った働き方を選べる確率を上げることができます。

 例えば「1人でこもって仕事をするのが好きか、チームでワイガヤしながらするのが好きか」「対面で会話をしたいのかリモートでも大丈夫なのか、テキストでのコミュニケーションが得意か苦手か」などの自分の特性を知ることは、適切な働き方を選ぶうえで重要なヒントになります。

 また、自分が仕事を通じて何を達成したいのか、どんな価値を提供したいのか、どんなキャリアパスを歩みたいか、などの自分の目標やビジョンについて考えることも重要になります。大きな目標を達成したければ活動量を増やして働いた方がいいですし、自分のペースでコツコツやりたい際は、落ち着いた環境で働いた方がうまくいくでしょう。

 自分に合った働き方を選ぶためには、自分自身がどのようなタイプの人間で、どんな価値観を大事にしているかを知り、それに合った働き方を選択することが重要です。自己分析を行い、自分の性格や働き方に対する考え方を明確にすることで、自分に合った働き方を選ぶことができます。自分に合った働き方を選ぶことで、仕事へのモチベーションが向上し、パフォーマンスも向上します。自分自身を知り、理解することで、より充実した働き方をデザインしていきましょう。

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 自分の特性を知りたい方はぜひ、EQPI等の弊社のサービスをご検討ください!仕事を進めるうえで大事なヒントを得られること間違いなしです。

※編集協力 横田真弓(THE MODERATORS & FACILITATORS受講生)
※この文章は、原文作成にChatGPT(GPT-4)を活用して執筆されています。

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