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ご祝儀相場、今年は無し

流動性が極めて薄い中での仕掛けだという声もあるでしょう。しかし、昨年10月以降、あれだけ株や米金利が下げてもドル/円のロングだけが解消されずに残っていたわけで、これでイーブンというのが私の直観です。方々で繰り返し議論はさせて頂いていることですが「リスクオフの円買いはなくなった」などというのは大きな話をしたい一部の浅薄な意見だと私は思います。

US10yrは2.6%まで来ていますが、1年前の水準である2.4%までは行くと考えているので、この辺りはまだ調整途上だとは思います。少なくとも「利上げ無し」がFedから陰に陽にアナウンスされる中で決して2.5%割れは遠い未来の話ではないと考えます。

ドル/円が104円までいったことについては色々な仕掛けがあるというのは間違いないのでしょうが、一歩二歩退いて見れば「なるべくしてなっている」という地合いと思います。とはいえ、わずか1週間で5円以上(昨晩に限れば10分で4円)飛ばすという動きが正常とは思いません。流動性が戻ってくる明日からはある程度はバウンドも期待できましょうが、為替に敏感な日本時間はヒステリックな始まりにならざるを得ないと思います。

年初恒例のご祝儀相場は今年はお預けの様相です。


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