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我々は、ビリオネアよりも難民船に近い

潜水艦の話。日本ではほとんど言われてないように見えるけど、英語圏ではほとんど慈悲など向けられていない。2022年だけでも難民が地中海で3800人も亡くなっていて、世界中の政治も一般人も「死んで当然」と思っているのに、ビリオネアの娯楽にはすぐにたいそうな救助が稼働する。さらに、

そもそも数百人単位で難民たちの船が救助なく沈んでも「国境をもっと強固に」としか言われないし、報道もされないのに、金持ち男5人だとこんなにも大ごとになる。あとはeat the richというフレーズがあるように、ビリオネアは人間の搾取と奴隷化で裕福になっていて許すべき存在ではないし、自分たちはどんな危険をおかしても、最終的には救助してもらえると金持ちたちは思っている。一部の富豪の乱暴なプライベートジェットの使用等によって環境問題が加速しているのと同様、我々庶民は大富豪の尻拭いを常にさせられている。もっと愚論や批判があるべきだし「やろうと思えば救助活動はこんなにできるのに難民にはやらない」というのが残酷だ。

潜水艦にまつわるジョークやミームで英語圏は大盛り上がりだが、「不謹慎だ」と批判する人もいる。だが実際には毎日数千人がコロナで亡くなっているのになんとも思ってないし、結局は「ご冥福」をごく一部の人にしか与えないので。

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCB151SP0V10C23A6000000/


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竹田ダニエル
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