ドルは高すぎ?安すぎ?
やや近視眼的な記事という印象を受けます。確かに、年初来という時間軸で評価すればドルインデックスは一方的に下落しているように見えますが、今次ドル高局面が始まったのは14年6月であり、そこから足許(17年7月)までの上昇幅は+20%です。昨年12月時点では+30%でしたから、「3分の1程度、ドル安に戻しただけ」という評価も可能であり、過去3年の上昇スピードの速さなどを見れば、まだまだドル高だと私は思います。また、+20~30%のドル高が実体経済にどの程度の引き締め効果を持ち得るのかという視点も忘れずに持ちたいところです(昨年9月、ブレイナードFRB理事は「200bpsの利上げに相当する」という試算を披露したことが話題となりました。政権が変わりハト派的なキャラクターは大分薄くなりましたが・・・)。
http://jp.wsj.com/articles/SB11143844647977143401504583251110760261592?mod=newspicks
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