「これは経費で落ちません」
パー券問題で派閥の解散がニュースになっていたりするけど、正直派閥が解散するとかしないとかどうでもいい話。
本質は、金の受け渡しと使途の不透明さの問題であって、普通に「いただいたものは申告し、使ったものは領収書を出して清算する」ということにすればいいだけの話。当たり前の話でしょ。逆にいえば、派閥があってもそれさえキチンとやっていればいいだけのこと。
さすがにそろそろ潮時だと思いますよ。何に使ったかわからないものを認める制度(官房機密費除く)。政策活動費もさうだけど旧文通費もそう。
旧文通費とは、国会議員の給与に当たる歳費とは別に各議員に月100万円が支給されるもの。国会法と歳費法を根拠に、国政に関する調査研究などに充てる経費として認められているものだが、 使途を明らかにしたりする必要はない上に使わなくても国庫に返納したりする必要はない。要するに、給料とは別に年間1200万円が非課税で自由に使っていいよと渡されるのである。税金から。
今までも何度かこれは問題になっていたが、相変わらず続いている。しかも、与党だけではなく野党の議員もそこは強く言わないし、厳しく糾弾すらしない。それはそうだ。野党の議員も自分らがもらう金を減らしたくないからね。
別にこれを撤廃しろとまではいわない。必要な経費はあるのだろう。だったら、使った分だけを領収書提出して認められた分だけ清算する方式にすればいいだけ。
認められない分は清算しないってとこが重要。普通の会社だって、電車のある時間にタクシーを利用したものは経費で落ちない。キャバクラ代も経費では落ちない。家族での外食代も経費では落ちない。勿論、裏でチマチマ悪用している社員はいるだろうけど、それは見つかれば懲戒。一般の国民に課せられていることと同等のことをすればいいだけじゃん。
それが面倒くさいというなら金をもらうなという話。
もらったところでどうせロクな使い方できないんだから。
そういえば、みんなそろそろ記憶が薄れてきているけど、この議員も旧文通費をパパ活に使ってわけでしょ?しかもいまだに議員やめてないので給料支払われている。
話は変わるが、今、Xで港区女子が老舗の高級寿司屋にていろいろ問題ある行動を起こして炎上している。この港区女子も論外だが、そういうのに金を渡す港区おっさんも大概にしとけって思うよ。遊び方に品がない。
こちらも。真相かどうか知らんけど。
記事タイトルにした「これは経費で落ちません」は多部未華子主演でNHKドラマになっています。会社員あるあるがたくさん。今や主演クラスになった伊藤沙莉が脇役でいい味を出しています。