「MaaS」と、「人生100年時代」は関係があるのかも。
MaaSとは、そもそも何か?
MaaS(マース)、次世代の移動サービスという言葉は、急速に使われる回数が増えてきたが、私自身、まだそれが何かを簡単に説明できない。次世代の移動サービスという言葉にあるように、私たちの移動を便利にしてくれるものである。
この記事で、主たるプレーヤーが具体的に調べられている。具体的な内容としては、「配車・相乗り」「自動運転」「カーシェアー」「予測評価・モニタリング」「統合型モビリティー」「リアルタイム 情報・ルート案内」「自転車シェア」「個人向けモビリティ」など多岐に渡る。
問題は、主に誰の移動が便利になるかということかもしれない。若者であれば、自転車や電車が便利に使えるだろう。しかし、シニアであれば、自転車よりも、車、それも自宅からすぐに歩かずに、移動サービスを利用したいだろう。
ヘルシンキの事例は、MaaSを使った、都市設計かも
この記事では、ヘルシンキのMaaSの取り組みについて、詳細に取材されています。「ウィム」というMaaSのサービスで、タクシーも公共交通機関もシームレスに利用可能になっている。
つまり、家からタクシーで最寄りの駅に行き、そこから電車に乗って、目的地に行くことが、一つのアプリで行えるのである。これは、実はシニアにとってはとてもありがたいサービスだろう。
シニアにとっては、最寄りの駅までの徒歩移動が大変で、外出を避けている人もいるだろう。このサービスでは、それをサポートしてくれるのである。しかも、タクシーで近距離の注文が気になることも、この「ウィム」を使えば、障害にならないだろう。最初から、タクシーの運転手には近距離移動と伝えられ、配車されているのであるから。
このように、ひょっとしたらMaaSは、人生100年時代の新しい都市設計の中核になるのかもしれない。
若者が多ければ、シェア自転車等も有効だが
MaaSの中には、都市型のシェア自転車や、キックボードなども有名になってきている。しかし、これは、若者には向いているが、シニア向けではないだろう。
これからのMaaSは、このように誰の利便性を最大化するかも重要な点なのかもしない。
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