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健康をハックし、不死を目指す。まずはスマートウォッチから

「身体活動に関する世界行動計画」では、成人は1週間当たり、自転車やウオーキングなど中強度の身体活動で150分、もしくは高強度の身体活動なら75分を推奨しています。

しかし、コロナ禍が長引くことで、世界中で運動量が激減しています。結果的に、体重増加に悩んでいる人も多いのではないでしょうか。

運動だけでなく、睡眠が乱れる人が増え、それによる健康被害も広がっています。

コロナ禍の収束には、まだまだ時間が掛かりそうな現状。長期戦に備えて、これまで以上に健康維持を意識しなければならなくなっています。

しばらく前に、毎日体重計に乗るだけで痩せていくレコーディングダイエットが流行しました。アメリカの著名なソフトウェア工学者であるトム・デマルコ氏は、「可視化できないものは、制御できない」と主張した通り、事象を可視化することは、あらゆる取り組みの第一歩になります。

幸運なことに、自身の活動量や睡眠を可視化できるスマートウォッチは、2014年にアップルウォッチが誕生して以来、競争の激化を通じて、進化を続けています。

例えば、スマートウォッチをリードしているアルファベットが買収したフィットビットでは、自律神経の働きなどを示す「反応性」、日々の運動量などを示す「活動のバランス」、睡眠時間・睡眠の質などを示す「睡眠パターン」の3指標によって、利用者のストレス耐性を推定できるようになっています。

また、安価にスマートウォッチを入手したいなら、中国の人気携帯メーカ、シャオミ製は5000円以下で、十分な機能性もあり、おすすめです。

さらに最近では、スマートウッチによって計測できる数値から、疾患の早期発見につなげることが期待されています。

まずは、どの程度の活動が日々出来ているのか、睡眠の量や質は満足いくものなのか、自身の現状の数値から理想の状態との乖離を把握して、改善に向けたアクションを取り、指標の変化をみながら改善を目指していくことが、科学的な健康維持活動の基本になります

ユヴァル・ノア・ハラリ氏の世界的ベストセラー「ホモデウス テクノロジーとサピエンスの未来」では、これから人間は至福と不死を実現して、神へと至ると主張をしています。そして、不死実現の一つの柱がサイボーグ工学で、機械が人間と融合していくことで、健康の維持・増強が促進されると説明しています。

スマートウォッチの着用はサイボーグ化の原始的な一種の形態です。

現時点では、不死までの道のりはまだまだ遠く、想像すらできませんが、足元のコロナ過に負けない健康促進を目指し、スマートウッチを身に着け始める、良い時期なのではないでしょうか。

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