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ゼロイチに必要な「現象の構造化」

この対談記事は長いですが、私の視点で乱暴にまとめると、人類を前に進める何か画期的なことをするには、これまでにない新しい視点が必要。その見つけ方のひとつに、データをビジュアライズする方法があるというお話。

ビジュアライズするというのは、複雑に見える現象を構造化することだといいます。

以前石川さんからお聞きしたお話で印象に残っているのは、産業社会はアート領域、サイエンス領域、プラクティス領域に分かれ、石川さんのような研究者はアート&サイエンスのレイヤーで新しい秩序(=構造)を発見することを目的としていると。その発見をプラクティス(=ビジネス)レイヤーで活かすことで、人類を前に進めるのだと。

起きている現象を構造化して、そこから見えてきた法則性をもとに、実生活に役立つ商品やサービスを開発すると。

記事中では事例としてレシピが挙げられています。和食、洋食、中華、イタリアン、フレンチ、どんなジャンルの料理も10個の食材からできているという構造の発見から、食材の組み合わせの研究に至り、牛肉とコーヒーは合う、ミルクとビールは合うといった科学的なアプローチでレシピを開発することができるといいます。

お話を聞いてすごいなと感じたのは、目に入るものをすべて「なぜ?」視点で見て、すぐに構造化を試みる。それを習慣にしている点でした。



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