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良いアイデア=自分の脳のフル活用+他者の脳のフル活用から生まれる

今日は、発想を広げるための方法論や思考について考えていきます。

NIKKEI STYLEにデザイナー佐藤可士和さんの会議術について書かれた記事がありました。

僕の場合も、クリエイティブなミーティングに限らず、ほとんどの打ち合わせがブレインストーミングだといっても過言ではない。というより、すべての打ち合わせを自分でブレインストーミング的なものにしてしまっている、といえるかもしれません。

リモートワークが増え、会議が増えた・・という人も多いのではないでしょうか?

自分は確実に増えました。2倍以上になっています。

なるべく無意味な会議をなくし、面白い発想をつくり出せるようにしたい。
Zoomでつないで考える、自分1人で考えるのバランスを最適化したい。

でもどうやって・・・・

という状態を抜け出すためのヒントをお伝えできればと思います。

6月に読んだ発想を広げてくれる本

先日にこんなツイートをしました。

2冊の本をもとに、リモートワーク時代にも活用できる思考法について考えていきます。

オススメ本①問いのデザイン

他人と一緒に創造的に考えるためのファシリテーションについて書かれた本です。

「問いの因数分解」をテーマに書かれた安斎さんのnoteを読むと、問いのデザインの奥深さの入り口を理解できると思います。

無意識に使ってしまっている「問い」を意識的に捉えて工夫することで、発想の切り口は無数に広げることができる。

良いアイデアの前に、良い問いをもって他者と創造的に考える場をデザインするスキルを身に付けておきたいところです。

オススメ本②考え続ける力

考える続ける力は、「創造的に考えるとは何か?」を創造的に考えている人たちの思考から学ぶことができる書籍。

中に紹介されているのが、石川さんと濱口さんとの思考対談。

この対談を読むだけでも、自分の脳味噌をフルに使い、創造的に考え続けるためのヒントを得ることができます。
※ヒントは構造化して、バイアスを見つけて、壊す。

考え続ける=自分の思考を意識的にコントロールしながら視点を切り替えること。思考モードを意識的に切り替えることで考え続けることができる

ここら辺は、先日にnoteに書きました。

まとめると、この3つの観るの視点を往復すると考えるとわかりやすいなと思っています。

良い発想=他人と一緒に考える力+自分で考え続ける力

まとめます。

良い発想を生み出すためには、

・他人の脳を上手に借りる
・自分の脳をフルに使い切る

この他人の脳と自分の脳をフル回転させることが重要です。

考え続ける力に登場する濱口さんは、イノベーティブな発想を生み出すためのプロセスをこのように語られています。

・一人で静かに考え続て答えを振り絞ること

・みんなで共有して思考のバイアスを壊すこと

思考モードはコントロールしないと散漫になる

他人、自分、両方の脳をフル回転させるためには、意識的に場・時間・状況をコントロールすることが大切。

脳は放っておくと、好き勝手考えはじめる、考えているフリをする。

改めて、下記のポイントは抑えながら、頭と身体をフル回転させていきたいと思います。

良い発想を生み出すための5視点
・1人で考え続ける時間と、他者と一緒に考える時間の使い分け
・問いを意識的に因数分解する、前提から考え直す
・思考モードのスイッチを意識的に切り替えて考え続ける
・必ず自分が責任をもって答え(仮説を出す)
・必ず面白いアイデアは出せると信じる(個人でもチームでも)

リモートワークが増え、Zoomなどのツールが登場したことにより、気軽にコラボレーションが生まれやすくなっています。

でも、無闇に一緒に考える時間だけを増やしても面白いアイデアは生まれません。

改めて、自分の思考、他者の思考をフルに活用して、最高のアウトプットを出す工夫を日々の仕事で忘れないようにしていきたいところです。

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