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人は幸せになるために、学ぶ。

勉強や読書がしたいのに、気が乗らない、仕事に忙殺されてきっかけを失っている。カフェや図書館の力を借りて読書や勉強をした経験はないだろうか。今回は、一人で学ぶことは難しいが、人と一緒だと学べる。そんな「場の力」について紹介したい。


学びには「場」が大切だ

ぼくは、根本的に人は「学びたい」という欲求があると思っている。

なにか成し遂げたいことがあるのも、そこには学びがあるからではないか。人として成長意欲があるからこそ、5千年前から人は集って学び、組織という集団では目標を定めながら事業や産業を生み出してきた。

しかし、働きながら学ぶことは容易ではない。日々の業務でも精一杯ななかで一人で学ぶことはとても難易度が高い。学びたいのに学べない。そんな状態が続くと自己肯定感も下がってしまう。

学ぶには、やる気よりも「環境」が大切だと考える。

自分と同じような意欲や課題感がある人同士が集うことで学びのきっかけになる。お互いに刺激を受け合いながら切磋琢磨していく。そのような場に身を置くことが、学ぶ近道になる。

これこそがまさに、場の力だ。

学びはコミュニティで習慣化できる

われわれオシロ社はコミュティの力を解明し、再現性を証明するためにプラットフォームの開発に勤しむ日々を送っている。導入していただいているお客様から「コミュニティの力」を実感することも多い。

例えば、「自分軸を見つけて育てる」ワーク付きの手帳『自分軸手帳』のオンラインコミュニティ「自分軸手帳部」では多彩なアクティビティが用意されていて、メンバーの方々が日々仲間と楽しみながら手帳をつける習慣を身につけている。

こうしたアクティビティに参加するメリットは、「そこにいけば、仲間と一緒に取り組める」ことにある。もちろん習慣化の手助けにもなるし、一緒に取り組むことで新しい発見や刺激ももらえる。まさに「コミュニティの力」が継続を後押しするのだ。

もう一つの例は、20年以上前から懇意にさせていただいている作家の本田直之さん(なおさん)について紹介したい。なおさんもOSIROを導入し自身のメンバーシップオンラインコミュニティ「Honda Lab.」を運営されている。

なおさんが著書の中でも触れていたが、ランニングをするのに一人では走れないけど、土曜日の朝に一緒に走る約束をすることで、走る仕組みをつくるようにした。すると自然と続けられるようになったという。

一人では億劫でも、みんなと一緒ならできる。これもまた「コミュニティの力」だ。学びも行動も、習慣化は同じメカニズムで成り立っているといえるだろう。

「コミュニティ」は人をエンパワーメントする

学び続ける習慣は、確実に自身の仕事や人生にポジティブな影響をもたらす。

実際、下記の記事にもある通り、人間の脳は70歳までは発達し、知能も伸ばし続けることができる。一方で「脳の機能は使えば使うほど維持されるが、使わないと落ちていく」。

学習も運動も、孤独に取り組んで習慣にするには強い意志が必要になり、多くの人は挫折してしまう。仲間とのつながりを持ち、少しずつ前に進んでいきながら習慣化するほうが心身の健康にも役立つ。

このような「コミュニティの力」は、確実に現代の人々をエンパワーメントし、社会全体の幸福度向上に資するものだ。

だからこそ、ぼくは生涯をかけてでも、コミュニティの力を解明していきたい。


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