街も幸せになる結婚式 #weddingpark2100
僕自身の経験は2005年。もう20年近く前となる。(うむ。)
人々の日常のライフスタイルは、時代と共に徐々に変容するが、非日常である「儀式」もまた、変わってくる。
今回は「結婚式」の話題。
友人が企画するイベントに足を運んできた。(ヘッダー画像の菊地さん。)
この企画は株式会社ウエディングパークが取り組んでいる「「Wedding Park 2100 ミライケッコンシキ構想」の1つである。
2020年には緊急事態宣言下で結婚式が中止・延期になるなど、約24万組のカップルが影響を受けたそうだ。その社会的インパクトを受けて同社が立ち上げたプロジェクトだそうだ。
当時、様々な産業がそれぞれの事業価値(存在意義)再考を行う中、たどり着いた企画は、2024年の今年は、前年までとは比べられない規模となり、原宿という「まち」を舞台に、共に作り上げた形となっている。3/9のイベントには、渋谷区の長谷部区長も来場されていた。
僕もむかーし、パルコの地方店舗に勤めていた頃、ブライダル企画を実施したことがあったが、当時は、僕自身の力量不足や視野も狭かったころから、店舗内のブライダル系ショップの集積・訴求・展示でとどまっていた。
今回の同社、菊地さんらの取り組みは、1企業でありながら、既存の結婚式場の取引先だけでなく、「まち」(渋谷区・原宿)や地方産業の創生をも取り込み、全国規模へのイベントへと昇華しているのである。
前回まで同様、インスタレーションや参加型ワークショップで五感に訴えかけるイベントにもなっている。
まさに、多様性を前提としたライフスタイル提案である。いや、提案ではないかもしれない。すでに顕在化しているが、僕らのような「昔」の経験しかない層への「学び」の機会なのかもしれない。
結婚式が幸せにする対象は、当事者二人だけでなく、その参列者も。そして、その影響は、「まち」へも波及することとなっている。そして、僕のように、20年近く「結婚式」というものを考えることのなかった、平凡な会社にも思考にも影響を及ぼし、このようにnoteを書いている。
日経新聞にも、まさに聞いたことのなかった「結婚式事例」がでていた。
結婚式に問わず、昨今企業のマーケティング活動においては「ライフスタイル提案型」などと謳い、事業の新規性を訴求している事例を散見するが、その「種」の見つけ方は、n1インタビューしかり、「まち」に出て生活者の何気ない笑顔を見つけるところから、はじめてみるのもいいかもしれない。