でも僕も72歳になった今も何がやりたいのか、何にむいているのかよく分かりません。~ 一言切り抜きfrom日経#133
ちょっと前、ちょうど1ヶ月前の3/8、日経朝刊「新社会人へ 違うと思ったことは声に」と題されたコラムより一言切り抜き。
入社式が終わった時期でもあり、就活の時期でもあり、
また、テレワークなどで、家にいる時間が多くなり、キャリアについて考える人が増えている様子なので、
この一言を1ヶ月遅れでアップしてみているわけなのですが、
一見、人生相談のコーナーから切り取ったかのようなこのセリフ。
言葉の主は、立命館アジア太平洋大学学長、出口治明さん。
出口さんでもそうなの?と思うと、悩める時に気が楽になりそうです。
最近思うのは、自分がやりたいこともそうだけど、
自分ってのが不思議だなあと。わけわからないなあ。と思うことが多くて。
「自分なのに、自分のやる気をコントロールするのが難しい」
これはもちろんなんですが、身体的なことでも、
「なんで自分の指が5本なのか?」
(自分で決めたわけじゃないのに)
「なんで自分の髪は毎日伸びるのか?」
(念じてるわけでもないのに)
「なんで自分の心臓は毎日動いているのか?」
(動かしてないのに)
「なんでみんな鼻の穴は2個あるのか?」
(生まれる時2個でって選びました?)
「なんで毎日寝る必要があるのか?」
(医療の最先端の研究を読んでもしっくりこない)
以前、今日教育関係の勉強会のようなところで、コメントを求められて、
トピックが「自主的と受動的について」的なことで、
受動的が良くない的なる論調が強まった時に、そうなるとなんか反発したくなって、
「生まれることを自分で生まれてきた人はいない。人生自体が受動から始まってる。「生まれる」という受動的なことに対して、自分でそのあとどういう道を選んだり、意味をつけたり、みんなレスポンスしていく。だから、受動がダメだと決め付けられないんじゃないですか。」
と言ったら、妙に教育業界の立派な先生たちに納得されちゃって、シーンとしてしまったことがありました。
つまり、なんで生まれてきたのかも、もちろん、わからない。
わからないなあ。自分のことって。
そんなこと、出口さんといつか話してみたいなあ。
全文はこちらです。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO56511310W0A300C2000000/
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