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新しいニュース消費、読書体験、そして通知機能としてのメールニュースレター

アップルイベントでは新しくテレビ、ゲーム、ニュース、そして決済サービスのカードまでもが登場して、アップルのビジネスモデルが大きな変革期にあることを感じさせています。また、サブスクリプション・サービスへの注目も本格的なものであることも感じられます。

同時に改めて考えさせられることは、大量のクオリティの高いコンテンツが今後溢れ出るように放出されるようになること、しかもそれが一定の定額を払った上で「いつでも消費できる」という甘い誘惑と共に提供される、という現実です。

ジムに入会したもののなかなか日々ジムを活用出来る人がそこまで多くないのではないか、という仮設を元に考えると、膨大な「積読(観・聴)」が発生しそうなことも予想されます。

そんな中、海外で注目を集めているのが「eメールニュースレター」のようです。「SNS疲れ」「フェイスブックのクローズ化」などの傾向もある中で、確実にメールボックスに届き、SNS上で流れてしまっている情報をまとめて「通知」をしてくれる、という点でもその意義が高まっていくのでは推察します。

更にそんな中、新しく登場した「東洋経済 Mailing Book」は面白い試みなのではないか、と思いました。
タイムリーなトピックに対してボリュームある独自コンテンツを3日おきに配信、一冊の本を少しずつメール形式で読み進めることが出来るというものです。

初回は「ファーウェイの真実」と題して6万字分の深掘りコンテンツが提供されるとのことです(以下は紹介動画)。

6万字といえば文庫・新書が通常12万字程度とのことを考えるとその半分の分量です。今までにありそうでなかったメールを通じての「読書」体験がどのように消費されるのか、自分も今回試しに購読してみて、考えてみたいと思います。

読書、ニュース消費体験の今後として、あったらいいもの、としてはコミュニティとしての読書会、オンラインフォーラム、コメントコミュニティなど、オンライン・オフラインかはともかくとして、コミュニティの部分があるかもしれません。

そして最終的には「習慣化」をどのように定着化出来るのか、そんな点も大事になってくることと思います。

読書、ニュース消費体験を受け身なものではなく、その次の行動にどのように移していくことが出来るのか、まだまだ興味は尽きませんが、継続してこうした動向も追いかけていきたいと思います。



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