見出し画像

新卒入社した会社の経営理念は今でも忘れない。 #あなたの個人パーパスは

ミッション!バリュー!ビジョン!パーパス!クレド!

2020年にはじまった「DXブーム」が去ったと思ったら(まだ去ってない?)、2021年からは「パーパスブーム」(そんなことない?)。今回は、その波にのって「個人パーパス」です。

周囲では、年始に個人の抱負を開示したりして、自身の鼓舞したりする姿をよく見かけますが、僕は苦手で、あまりしていません。(自分が怠惰なのを知っているから。汗)(自己研鑽のための年始通信教育プロモーションとか、年度始まりの語学学習教材販売訴求とか、人々のココロを捉えた上手いアプローチですよね。)

そんな「年始」とか「会社や学校の期首」という枠に囚われず、生涯を通じて自己の信念・信条をかかげている方もいらっしゃいます。(どっちがいい、悪いではなく、スタイルの話です。)

僕の友人で、そのバンソウを支援している方がいらっしゃいます。伴走もし、伴奏もしている感じ。

実際に一緒に仕事をしたことはないのですが、いつも彼のアクションや仕事は、筋や芯が通っている印象を受けます。まさに、言霊のようなものを感じます。

就職活動解禁したみたいですね

僕は2004年に大学卒業し、企業へ就職しました。同年代の方がいらっしゃれば、お察しいただけるかと思いますが、「超・就職氷河期」でした。
100社はエントリーシートを書いたり(当時は手書き)、交通費や証明写真代に苦労した記憶があります。「2浪+夜間大学」という履歴書は、市場的には、とても弱いものでした(苦笑)。(自分のせい。)

そんな中、内定をいただいたのは、パルコの1社だけでした。「就職活動と結婚は似ている」なんて形容されたりもしますが、まさにそんな感じでした。両者の指向性・思考性・嗜好性が一致し、握手をする感じ。

その会社の企業理念は、いまでも暗唱できます。(毎朝、朝礼で声に出して叫んでいたわけではありません(笑)。)

訪れる人々を楽しませ、テナントを成功に導く、先見的、独創的、
かつホスピタリティあふれる商業空間の創造

このフレーズにどれだけ支えられたことか。迷った時、凹んだ時。立ち戻る場所として、このフレーズがありました。

当時僕自身が、履歴書に、これに近似した、言語化したフレーズをペーパーに残していたか、どうかは、定かではないのですが、おそらく面接などでは、近江商人の「三方よし」的な価値観を、自己の学生時代の経験から述べていたのだと思います。

その後、2016年にうっかり転職することになってしまったのですが、決して企業のビジョンに共感できなくなったのではありません。(前段で、就活を結婚に例えたクダリがありましたが、別に、転職を離婚と表現する意図はありませんw)その後のキャリアにおいても、パルコの思想は、自身の核に据えられたままです。

キリンにいた時も、ヤプリにいた時も、現職のPreferred Networksでも、変りません。(実際、PFNの面接の際にも、パルコの経営理念を熱く語らせていただきました笑)

この経営理念、「コア・芯」とか思われているので、変えてはいけないのでは?と思われがちですが、そんなことはなく、時代環境変化に応じて、変えてもいいのです。個人も企業も。企業は、社名を変えることだってありますし、事業ポートフォリオを変革することも。「リストラ」って、ネガティブなイメージあるかもしれませんが、「再構築」なんで、今の時代にとっては、めっちゃポジティブな表現かと思います。

就活生に向けたnoteにするつもりはなかったのですが、ちょうど先日お台場で集団就職説明会の会場を横目にみてきたので、こんなnoteを書いてみました。

企業のパーパスと、自身のパーパスを照らし合わせ、具体と抽象の思考を巡らせてみてください。美辞麗句な言葉に惑わされず、素敵な相手とであえるように!

ヘッダー画像は、2004年。新卒当時の僕です。(スーツきて仕事してる!!)調布パルコで、総務や経理のビル運営を担当していました。20年後、Tシャツでベンチャー企業に勤めているとは想像もしえなかったです(笑)。

いまと変わらん?


いいなと思ったら応援しよう!

島袋孝一*しまこ*
サポートポチしていただけると、かなり嬉しみの極みです。