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2021年は長期インターン登用が加速する。企業が採用するメリットとは?

日経COMEMO/KOLの大林です。複業マッチングプラットフォーム「Another works」を運営しています。

最近、長期インターンに対する学生の関心が高まっています(下記記事参照)。

弊社でもメンバーの半数以上を長期インターン生で構成しています。今回は、企業側が長期インターンをやる意義について解説していきたいと思います。

学生にとって魅力的な「長期インターン」とは?

まずは、
-短期インターン
-長期インターン
-アルバイト
の違いを述べ、なぜ長期インターンが学生から注目を集めているのか、という話をします。

短期インターンというのは期間が短い(短くて1day、長くて1week)ので、あくまでそれは職業体験と言えます。
それに比べ長期インターンは、長期間の就業を前提としている(一般的には6ヶ月〜)ので職業体験ではなく「職業経験」を積むことができます。
その点で、短期インターンと長期インターンは定義が違います。

アルバイトでも就業経験は積むことはできるのですが、アルバイトという言葉を辞書で引いてみると、

「本業や学業の傍ら、収入を得るための仕事をすること」

と書いてあります。就業経験を積むという目的でアルバイトをする人は少なく、金銭報酬を目的とする人が世の中の大半です。

長期インターンでも金銭報酬は基本的にはありますが、アルバイトとは違い正社員の業務に近い内容を学生の頃から経験できます。その経験を求めて長期インターンをはじめる学生が多いのです。

社会人になる前から市場価値を最大化することができるという点で、学生にとって非常に価値のあるものです。

企業側はなぜ長期インターン生を雇うのか?

学生にとって長期インターンは社会人経験を積める貴重な機会であると感じていただけたと思います。では、企業側はなぜ長期インターンを実施するのか、という点についてです。

それは、なんと言っても重要な戦力として成り立つからです。
学生は無尽蔵の吸収力をもち、レベルの高い業務をこなすことができます。もちろん即戦力という形ではないですが、適切な教育とOJTをすれば即戦力になり得る存在であるため、企業にとっては重要なピースになります。

すでに経験を積んでいる正社員には敵わない部分はもちろんあります。大手企業は長期インターン生を雇うよりも、正社員採用を推進するいうのがほとんど。また、複業で参画する即戦力人材にも敵わない部分もあるでしょう。しかし、長期インターンを募集しているほとんどがベンチャーやスタートアップ企業が学生の柔軟な発想やバイタリティを求め、中長期的な人材投資として採用〜育成をしております。逆に育成をせずに野放しで業務をさせることは個人的にはオススメしません。正社員もインターンも関係なく、「社員」です。商売は人がいるから成り立ちます。教育し、育てる覚悟がなければ長期インターン採用は辞めた方が良いでしょう。

地方企業やベンチャー企業こそ長期インターンを!

コロナ禍において、オンラインで長期インターンを実施するというケースがこれから主流になっていくでしょう。

弊社でも実際に行っているのですが、東京の企業が地方の学生を採用するというケースでも全然うまくいきます。裏を返すと、地方企業が東京の学生をターゲットにして採用することも可能。一つの採用戦略や経営戦略として絶対にもっておくべきです。

地方企業やスタートアップ・ベンチャー企業は、採用するかしないかという0か1かの判断ではなく、どういうポジションであれば採用できるかという発想を持たなければ競争社会には勝っていけません。これは複業などの業務委託人材登用も同じことが言えるでしょう。

事業フェーズにもよりますが、長期インターンの雇用はひとつの経営の選択肢として持っておかなければ、経営が窮屈になってしまいます。
正社員採用というような1つの選択肢だけではなく、ここの課題は正社員でやるべきなのか、それとも他の会社に外注すべきなのか、複業や業務委託でやるべきなのか、長期インターン生にお願いすべきなのかを考えなければなりません。

地方企業に限っていうと、物理的な距離で採用を諦めていた中で、物理的な距離という障壁が取り払われた今がチャンスです。

その波に乗れるか、乗り遅れるかで、企業の成長は変わっていくでしょう。

さいごに

今回は、長期インターンについて書いてみました。雇用の選択肢として、地方企業やベンチャー・スタートアップ企業は長期インターンの制度を広げて整えていくべきです。この記事が少しでも参考になれば幸いです。

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最後に告知になりますが、私の会社で運営する複業マッチングプラットフォーム「Another works」では、登録料無料で誰もが複業したいときに複業できるサービスです。

転職時のミスマッチを防ぐためにも、まずは複業から初めてみてはいかがでしょうか。企業からの複業オファーも日々飛び交っているので機会を最大化してください!



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