泳げデータの世紀:「私の情報の管理?」
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泳げデータの世紀:「私の情報の管理?」

日経新聞の #データの世紀  に関する、企画で、「あなたは自分の個人情報をどう管理したいですか?」という質問が出ています。皆さんは、どう考えますか?

うーん、助けて専門家!

 この質問に対しては、事前に答えが3つ用意されています。

① 誰に、どんな情報を渡すかを、自分で全部確かめて管理したい
② 情報銀行など、自分が信頼する専門家に自分の情報の管理を任せたい
③ 直接プライバシーに関わるようなコアな情報以外は、特に管理しなくてもいい

私の答えは、② 情報銀行など、自分が信頼する専門家に自分の情報の管理を任せたいに近いです。そもそも、私はデータ分析の専門家ですが、自分の情報の管理はアマチュアで、知識も少ないと思います。何を、どうしたらよいのか、皆目見当がついていないのです。

個人情報の管理?

 だって、そうですよね。今まで、個人情報の管理って、冷静に考えたことはありますでしょうか。全く情報を出さないことが、個人情報の管理の答えでもないでしょう。

 少し、個人情報に関するわかりやすいエピソードを紹介しましょう。私は、デジタル・マーケティングの専門家でもあるので、あえて年賀状を紙で送ります。その方が、相手が驚いてくれるからです。今年も、数100枚の年賀状を出しました。送付先の住所と氏名の組み合わせも個人情報です。もし、相手が一切個人情報を出してくれなければ、年賀状は1枚も出せないのです。その逆に、当然、その年賀状には私の氏名と住所も書くわけで、個人情報を相手にも渡すのです。これは、列記とした個人情報です。しかし、名刺交換など、気軽に流通させていている個人情報です。

 しかし、厳密に管理しないといけない個人情報もあります。例えば、銀行のサイトの口座番号とパスワードです。口座番号は開いて伝えても、パスワードは誰にも伝えません。このように、誰にも伝えない個人情報でもあります。

 このように、個人情報といっても、内容や管理方法には段階がありそうです。このような整理が、個人情報管理のアマチュアの私にはできないのです。

自分にメリットのある開示、自分に不利益のある開示

 もちろん、個人情報の所有者は、個人情報を発行させた人であることも理解しています。しかし、何を公開すれば、私にメリットがあり、または不利益があるのか、このような整理が私にはできないのです。

 それは、個人情報の所有とは別に、個人情報の利活用の実態を、理解していないからではないでしょうか。これらの情報を整理して教えてくれる人が、私には必要なのです。

 私にとって、個人情報の管理は、「専門家のアドバイス」を受けて、その方の教育とアドバイスをもとに、なるべく自己判断を行いながら、管理することを、望んでいるのです。問題は、まだこのような専門家のビジネスが起きておらず、専門家が少ないことかもしれません。でも、「個人情報の窓口」的な、サービスを望んでいる人は多いのではないでしょうか。

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本間 充 マーケティングサイエンスラボ所長/アビームコンサルティング顧問

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1992年花王入社、デジタル・マーケティングを牽引。以後、コンサルタントとしてマーケティングのデジタル化を支援。ビジネスブレークスルー大学講師、東京大学大学院数理科学研究科客員教授、事業構想大学院大学客員教授 マーケティングサイエンスラボ(mslabo.org)所長