あなたの「やる気」を測定。ということは、「リーダーシップ力」も測定されるということ!
面白い時代になってきたと言ことかも
「データの世紀」の、この記述は面白いですね。会社が、従業員のやる気を測定できるHRテックに関する技術の紹介です。
確かに、近年の多くの企業では、働く環境の改良を行ってきました。例えば、会議室を、今までのように無味乾燥な部屋から、クリエィティブなアイディアが湧きやすいように、部屋の雰囲気を明るく変えたり、会社の食堂を、よりコミュニケーションが起きやすいように変更したりしています。
合わせて、従業員が本当に働きやすくなっているか、センサーを付けて、測定したり、従業員のストレスを測定したりもしています。このように、従業員が働きやすい環境にいるのか、また健康的なのを測定するのは、意味のあることでしょう。
ただし、測定された従業員の集中力や生産性から、個人の業務評価などに活用しないなどの、一定のルールも必要です。
従業員が測定できるということは、上司も測定される。
ところで、このHRテックは従業員だけに適応されるのかといえば、上司にも適応できるのではないでしょうか。部下のモチベーションを高められるように、仕事を頼める上司と、そうでない上司が、測定できるのではないでしょうか。
つまり、このHRテックは、会社や組織全体に適応可能なのでしょう。
従業員の内面データに影響の与えているものを測定すべきでは
さて、上記のCOMEMOの中で、このような質問が投げかけられています。
・会社が、従業員の内面のデータを集めてそれぞれの集中力やストレス値などを算出する技術を導入することに、賛成ですか。反対ですか。もし実体験があれば、そのエピソードも含めてご意見をお聞かせ下さい。
私は、きちんと従業員が許可している場合に関しては、賛成です。が、ただ、従業員の内面データを測定するのではなく、その内面データに影響を与えているものも併せて分析するということ、必要だと思います。
多くの従業員は、会社は組織で、働きたいと思っているはずです。しかし、何らかの刺激でストレスを感じて、生産性が下がることがあります。その多くの刺激は、会社や組織の中で受け取るものが多いでしょう。
例えば、上司からのアドバイスや、同僚との会話、会議などです。パワーハラスメントや、セクシャルハラスメントなど、今までは曖昧だったものも、このような技術で測定できれば、もっと会社の中のストレスが減る可能性もあります。
誰でも、会社や組織で働きやすくなるために、このような技術を導入することは、価値があるのではないでしょうか。