YOASOBIのマーケティングトレース
最近はYOASOBIにハマっていまして、夜に「夜に駆ける」を聴いて、朝は「もう少しだけ」を聴いて、気持ちを高めています。
何をきっかけでYOASOBIを知ったかは忘れてしまいましたが、YouTubeのPVの作り込みには感動したことを覚えています。
本題です。
これだけ爆発的にヒットしているYOASOBIなので、マーケティング視点で読み解くと学びが多いはず。
マーケティングトレースしてみたら、学びの宝庫でした。
ポイント要約
・小説を音楽にする発想→若者に歌詞とストーリーの共感性をつくる
・SNSをフル活用して、ユニットだからこその仕掛けをつくる
・SNSとストリーミング配信で認知とファン獲得→紅白のような大部隊へ
YOASOBIのユーザーを巻き込む仕組みは、企業のマーケティングに活かせる視点が盛り沢山。
下記の記事は、YOASOBIがヒットを長続きさせることができているのか?が語られている面白い記事です。
YOASOBIは、ファンが一緒にブランドをつくる感覚の育て方がとても上手であることがわかります。
引用します。
植田
一方で、プロモーションにおいては、ファンとのエンゲージメントを深めるためにどんな工夫をされましたか。
屋代
YOASOBIは小説、音楽、MV、その他色んなメディアミックスで展開するのが前提なので、リリース時がピークではなく、その後も長いスパンで何度も聴いてもらえるようなきっかけづくりは気を使ってやってきました。それこそチャートで何位になったとか何回再生になったという情報はまめに発信し、YOASOBIのことを頭に浮かべてもらうようにしています。いまは楽曲が8曲ありますが、「あの曲いまどうなっているかな」と、まるで畑で育てている野菜の様子を見に行くような感覚で見に行くと、再生回数に変化があったりコメント欄に新しいコメントがあったりする。そういう話題を拾い、「いま野菜はこんな風に育ってます」と共有させていただく。それを見て美味しそうだと思った人が食べに来てくれたらいいなと。そういう感覚で、種まきと水やりをやっています。
YOASOBIのSNSアカウントは、
①YOASOBI公式アカウント
②ayaseさん個人アカウント
③ikuraさん個人アカウント
の3種類あるのですが、使い分け、連動性が上手で、企業ブランドが見習う点が多いです。
ファンやユーザーとの関係性を強化するための具体的な方法については、下記の記事がとても参考になります。
直近では、ユニクロとのコラボレーションをされています。
-YOASOBI UTを発売
各ミュージックビデオの象徴的なシーンをデザインに落とし込み
⇅
-Live「SING YOUR WORLD」の無料配信
ファンの参加を促す
この仕掛け方は、企業ブランドも学べる点が多いと感じています。
YOASOBIから学ぶ仕掛け方のポイントをまとめます。
①ビジュアルは多様な表現媒体で使い回す
⇅
②SNSでファンとの距離を縮める(公式と個人アカウントは両刀使い)
⇅
③Liveは祭りの場と捉えて、ファンが一気に集うようにする
企業ではなく、アーティストのヒットの仕掛けをトレースすることから学べることは多いことを再確認。
そういえば、こちらの「嵐」をマーケティング視点で分析された書籍も面白かったです。
次は、Official髭男dismをトレースしてみようと思います。
最後まで読んでくださりありがとうございました!