コロナ禍で変えた個人・仕事人・家族人としての働き方と生き方
こんにちは、リデザインワーク代表&ベーシックCOOの林です!
コロナ禍になり、残念ながら1年半が経ちました。まだまだ収束の出口が見えない状況にありますが、日経COMEMO×at Will Workさんの企画「コロナ禍で変えた働き方」が募集されていたので、コロナ禍で変えた働き方、時間の使い方について、僕個人として、仕事人として、家族人として変えたことについて書きたいと思います。
コロナ禍になる前は、さまざまな企業様にて、リモートワーク導入時のワークショップを開催させていただいていました。自律が重要であることや、何のためにリモートワークがあるのかという目的の確認、マネジメントで気を付けるべきことなどなどのテーマが多かったです。
その中で、リモートワークになって、通勤や身支度の時間が無くなったら、何に時間を使いますか?というワークをよく加えていました。多くの事例から、これを明示的にしておくことで、新しいことを始めて継続できることが多かったからです。逆に、これがないと、通勤が無くなって、少し体が楽になった、少し眠れる時間が増えた。くらいの体験になってしまう人も多いこともわかっていました。
僕自身も、コロナ禍になり、リモートワークを選択していた状況から、半ば強制的にリモートワークになった中で、さらに通勤時間・移動時間や身支度の時間が減り、また、休日に友人たちと遊びに行ったり、家族で旅行に行くことが減りました。
そこで、そこから生まれた時間を何に投資するのか?を考えて、整理をし、いくつかのことを決めました。その際に、仕事人としての働き方・生き方だけではなく、家族人として、個人としてといういくつかの顔を踏まえて考えました。
家族人としての変化
まずは、家族人としての変化についてです。家族と過ごす時間が必然的に増えることもあり、3つのことを始めました。
1.ファミリーミーティング(家族会議)
2.ファミリー哲学
3.テニス
ファミリーミーティングは、毎月ひとりひとりが目標を決め、目標に向かって日々取り組み、達成できたこと、達成できなかったことを振り返る。そして毎月家族の中でMVPを決めて褒める。という活動です。
毎月の目標を決めることで、こどもとも、今月はランニング頑張るだよね。など話しながら、その目標に向けた時間を意識できますし、奥さんともその月、家族で大事にしたいポイントを共有し、支え合えるので、とてもおススメです。
次にファミリー哲学です。こどもたちと一緒にテーマを決めて話し合い、感想を交換するものです。今では定着してきて、子供たちも「ファミ哲」と略して読んでいます。例えば、「死ぬってどういう事?」というテーマの会では、大切な人が死ぬとどういう気持ちになるかな?悲しい?こわい?などの問いから始め、絵本「わすれられないおくりもの」を読み、話し合いました。
終了時の子供の感想は、素敵でした。
長男は、大切な人がいなくなっても、思い出を振り返って涙をこらえて生きていく。そして新しい仲間を作り、楽しく生きていきたい。大切な人がいなくなっても、一緒にいると思いながら頑張って、また将来天国か地獄で会えるはず。
弟は、死んだら悲しいけど、たくさん思い出があれば悲しくない。だから、たくさん思い出を作りたい。
大切な人たちとのより良い関係、素敵な思い出に溢れた人生に向けて、精一杯生きていきたいと親も決意を新たにする日となりました。
他にも、なぜ片付けをしないといけないのか、なぜ子供が友達にお菓子を買ってあげてはいけないのか?など子供を叱った際に、不服そうにしている身近なテーマで話し合っています。
最後にテニスですが、これは単純に通勤などもない中で、運動不足が深刻化していたことと、家族みんなで将来できるスポーツを始めようと話して、家族全員テニス未経験者ですが、テニスを始めました。
始めて1年くらいが経ちましたが、今では家族で交互にラリーを数十回できるようになり、楽しく運動できていて、家族での楽しみも増えました。
仕事人としての変化
仕事人としては、3つのことを始めました。
1.越境オンラインミーティング
2.全社オンラインシャッフル懇親会
3.日経COMEMOのキーオピニオンリーダーとしてのアウトプット
2015年にリクルートで働き方変革の責任者となり、仕事人としての働き方はずっと考え、常にアップデートしてきたので、コロナ禍になってはじめて変えたことは多くはないです。コロナ禍前に変えたことは、
・朝4時に起きて、深く集中する仕事や、集中したインプットを実施する
・会議では、資料の読み上げはなくして、議論から入る
・コワーキングスペースを活用した移動時間の最適化
・メールをやめてビジネスチャットに置き換える
・リモートワークのマネジメント進化
などなどあります。
越境オンラインミーティングとは何かというと、毎月2回、普段仕事上では話さない、領域やテーマも違うことを担われている人にお声がけをさせていただき、オンラインで最近の取り組みや学びを交換しています。
コロナ禍になり、会食も無くなった為、どうしても普段話をする人が、業務上のつながりが強い人に偏りがちだなと思ったのがきっかけです。
月二回は業界が違う人とオンラインミーティングで雑談すると決めてやるだけですが、新しい刺激や視界も広がるのでおススメです。
全社オンラインシャッフル懇親会について。ベーシックでは、月に一度社員全員で、ミッション・ビジョンを確認し合ったり、戦略・進捗の共有をする全体会を開催しています。その後に、4人~5人のチームにランダムにシャッフルされ、近況を報告し合います。部署も全然違ったり、新しく入社した人は、ここで「はじめまして!」なんてこともあります。
だいたい20分くらいの会を3回~4回程度やっています。オフィスで物理的に他部署の人や雰囲気が掴みにくいので、これは横のつながりを作る意味でもとてもよいなと感じています。
日経COMEMOのキーオピニオンリーダーとしてのアウトプットについて。日経COMEMOは、日経新聞さんが運営されるnoteコミュニティです。キーオピニオンリーダーとしてnoteに投稿をしていく役割なのですが、コロナ禍でなければ、お話をいただいても、時間的にお受けできなかったと思います。
そんな中で、時間も創ることができるようになったので、書かせていただき始めています。
人・組織、マネジメント、働き方などのテーマを中心に書いていますので、ぜひ読んでいただけるととてもうれしいです!
個人としての変化
最後に個人として、簡単に触れさせていただきます。2つはじめています。
1.朝の散歩
2.子供の小学校のPTA活動への参加
朝の散歩は、保育園の送りと迎えくらいしか歩かなくなってしまい、意識しないと一日の歩数が2500歩~3000歩ほどになってしまいます。朝30分歩くことで、7000歩くらいになります。
理想は1万歩なんだと思いますが、1万歩まではなかなか達成できていません。なので、平日は勝手に7000歩を目標にしています笑
子供のPTA活動への参加ですが、PTA活動自体のオンライン化や、ペーパレスなども重要な要素になってきているとのことでした。ワークスタイル改革や業務効率化などは、仕事で取り組んできたテーマでもあり、貢献できるのではないかと思い、参加させていただきました。
コロナ禍になり、好むと好まざるにかかわらず時間の使い方が大きく変わったと思います。みなさんは、何の時間が減って、何の時間が増えていますか?自覚的に時間を見つめなおすことって大事ですが、なかなかできないので、この機会に今一度やってみてはどうでしょうか?
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