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女性のための、仕事も子育ても軽やかに進める「答え合わせ場所」のススメ

3社経営&小学生2人保育園児1人の母をしています、翠川です。そんなこんなでまあ、忙しい。忙しいのが好き。なので、このところ何回か「どうしてそんなメンタルで頑張れるのか」というような趣旨の質問をされることがあり考えてみた。結果、

小さな違和感に対して、すぐに答え合わせできる場所を持っている

ということが寄与してくれる部分が大きいと気がついた。すぐに答え合わせ、というのは、日々の誰かとのコミュニケーションの中でだったり、とりわけ仕事の中で感じた小さな違和感に対してのものであることが多い。

私の場合、その答え合わせ場所(=相手)を複数意図的に作ってきたので、「すぐに答え合わせ」の、「すぐに」のスパンがえぐいほど短い。答え合わせしたいな、となってからの期間が短ければ短いほど、当然答え合わせできる回数が増える=フィードバッグに対してすぐ行動が起こせるわけで、気になることを保留しなくて済み、ストレスも溜まらない、というわけです。

そもそも居場所が重要

スターバックスが日本に上陸した際、コンセプトが「サードプレイス」で、当時高校生だった私にはえらくピーン!と刺さったのを覚えているが、やはり人にとって、「居場所」が複数あるというのはとても重要な要素であるといえる。

サードプレイス(third place)とは、自宅や学校、職場でもない、居心地の良いカフェ等の「第3の場所」のことです。 アメリカの社会学者レイ・オルデンバーグが提唱しました。 ストレス社会において、ゆったりとリラックスできる場所を持つことで、責任感などから開放され、人生の様々な面でメリットがあるとされています。

kaonavi 人事用語集

コロナ禍を経て、行きつけのカフェやバーに行けば会える友達がいて…というのもなんだかかなり昔の話のような気がするが、そこを居場所にしていた時代もあっただろうが、習慣が変わってしまった。

それでも、絶対に居場所は一つではなく二つでもなく、できれば複数必要で、今は共通の趣味や習い事、推し活で居場所を確保する大人が多いのだろうか。SNSは、居場所にしている人とそうでない人が混ざっている。

個人的には、子育てにおいても、自宅・学校以外の場所に居場所を作ると抜け感が出るかなと考えていて、学校の友達のいない習い事や、小学校は別々の保育園時代の友達との交流を積極的に持っていたりする。一箇所で失敗しても、複数あれば替えが効く可能性が高い。

答え合わせ場所とは

「すぐに答え合わせをする」相手としては、一緒に暮らす家族がいればそこでの答え合わせが一番早いだろう。かくいう私も、夫の答え合わせに救われることは多い。

が、例えば「夫(または家族)」に対する疑問は、当事者である「夫(または家族)」とは答え合わせができなかったりする。ので、女友達とか、女友達となんて頻繁に会えないから、ママ友に、などとなるのかもしれない。が、わざわざ時間を作ってもらうような緊急じゃないから、と、保留になってしまうことも多いだろう。それが、数回重なって、ストレスになる。

「職場」の内容でもそうだ。「職場」にいる相手では答え合わせができないことはないが、しにくい。また、家庭に持ち帰って話したくない、という人もいるだろうし、家族が嫌がる、という場合もあるだろう。その場合、どこで答え合わせするのか。

やはり、答え合わせのできる情報を得られる場所は必要だ。昨今のポッドキャストの爆発的な広がりは、こういった「答え合わせ場所」のような趣旨で、やり取りこそ相互ではないが、「自分が抱えていた小さな違和感を解消できるおしゃべりが聞ける」みたいなことで浸透していったこともあるのではないだろうかと考えられる。

悪口をいって発散したいのではない

こういうことを言い出すと、意地悪な男子に「女子ってそういう雑談がないとダメっていうよね」とか言われたりするのだが、断じて悪口を言い合う会ではない。

なんなら、悪口を言い合っても発散にもならないし、言いながらストレスを感じて老けるし、どちらかというとそういうのはとても苦手だ。

「答え合わせ」というのは、問題解決・前進のために必要なファクターなのだ。

場所としての適正

先ほど、答え合わせ場所(=相手)を複数意図的に作ってきたと書いたが、それは、違和感を保留にして抱えていると解決に時間がかかるようになるし、ストレスになるからだ。少しでもPDCAを回せれば、前進している自覚ができ、前向きでいられる。そう思うのは、保留したことで後から解決できなくなり、失敗したことがあるから。

複数意図的に作ってきた結果、私は今、

  • 同業だがカテゴリーの重ならない仕事仲間兼親友との週2時間の時間確保

  • 同業だがカテゴリーの重ならない夫との日常

  • 異業種の共同経営パートナーとの定例会議

  • フィジカル面を全面サポートしてくれるトレーナーとの週一トレーニング

  • 日々考えていることを投稿するために後押ししてくれるパーソナル編集者と月イチコーチング

  • 子育てと精神において問えるメンターと月イチ調整

  • 幼馴染レベルの同級生と適宜子育て話

  • 起業家仲間と適宜経営話

と本当に複数のチャネルで答え合わせができるようになっている。この人たちと全面的に頼っているわけで、こう見ると、コミュニケーション量は尋常じゃなく多いのだと思う。

そんな私的に、答え合わせ場所を作るコツを書きたいと思う。

解像度が同じかそれ以上

これは、「答え合わせをする内容に対して」の話。解像度が同じに見えていないと、解決策までいかない。自分以上だと助かるが、同じくらいで高め合うことになる、というのもなかなか良い。

「そんな悩みが出てくる時点で、恵まれてる。うらやましいよ」という反応になったりするのは、解像度が違うので、現段階では相手として適していないと言える。

解像度についてがわかりにくい場合は、大学生時代の恋人と社会人になると話が合わなくなる…のと同じような感じをイメージしてみてください。

メリットデメリットが発生しない相手

これもとても重要。話をしたことで、立場上評価につながったりするとどうしても話しづらい。また、アドバイスすることで自分の立場が不利になる…みたいなことも邪魔をします。

答え合わせを目的に、特別関係性に支障がなく、でもお互い前進していく際にためになる事例シェアだった、良いことなら再現しよう、悪いことなら再現されないようにしよう、となることが目的です。

サクちゃんの雑談も、そういうことから必要な人が絶えないのだと思います。

コーチングと雑談の延長の、シェア会のような感じで、できれば双方にいいことがある方が続きやすいとは思います。

合わないときは距離を置いていい

よく、以前相談に乗ってもらってたときは良かったんだけど、少ししたら話が合わなくなってきてしまって…でも悪いし…みたいな相談を受けるのですが、そういうときはそっと距離を置いて良いと思います。またタイミングが合えば会えるようになるもの。そういうのは相手も思ってたりします。無理する方がサステナブルでないので、そこはフラットに。

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以上、私たち働く女性に必要なのは、「答え合わせ場所」なのではと気がついた話と、答え合わせ場所を作るコツを書いてみました。生きやすくなる場所をたくさん持ちつ持たれつ、頑張っていきましょうーーー


参考記事:


サポートいただけたいた方は仲間と思って日々精進しようと思います。とりあえず、ビールを買って乾杯させていただきます。