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海外進出のために、文化の理解も。マーケティング3C分析が重要な理由。


日本の「外食」という言葉は、英語にしにくいですね。


以下の「日本の外食がわかる3Graphics」という記事は、わかりやすいですが、いろいろマーケターとしては考えさせられますね。

特に、私たちが何気なく使う「外食」という、日本語と、その「外食」ビジネスの海外進出の関係です。

まず、「外食」という日本語を、英単語にしてみましょう。少し自信がないので、Google Bardという生成系AIに、「「外食」という日本語は、英語では何と言いますか?」と聞いてみました。

すると、「eat out」と「dine ont」という2つの単語を提案してきました。例文では、以下のような例文が提示されました。

  • We're going to eat out tonight.(今晩は外食に行きます。)

  • I'm planning to dine out with my family to celebrate my birthday.(誕生日を家族で外食でお祝いする予定です。)

そして、dine outという表現は、よりフォーマルだと説明がついています。

さぁ、ここでマーケティングの問題です。「日本の外食がわかる3Graphics」では、アジアで、日本食を食べることが説明されています。では、アジアで、現地の人が、現地で、日本食を食べる時には、「eat out」に近い感覚なのか、「dine out」に近い感覚なのでしょうか?

日本時の外食と、アジアの人の「dine out」の違い

私の答えは、「dine out」に近いのではないかと思います。アジアの諸国には、現地の食事もあり、そちらを外で食べる時には、「eat out」に近いでしょうが、日本食は、アジア諸国では。まだ非日常性があり、インドネシアで一風堂のラーメンを食べるのは、特別なことでしょう。

ここで、マーケターが間違ってしまいがちな点は、「日本食」を日本で存在している姿、味の再現性を追求してしまうあまり、現地のお客様のニーズとずれてしまう点です。

マーケティングで3Cという言葉があります。「自社、競争相手、顧客」の3つを分析する手法です。

この3C分析を行えば、

  • 現地の人の外食の価値

  • 日本食に求めていること

  • 日本食のお店で食事を食べに行くときに一緒に行く人

  • 日本食をお店で食べる時に重要にしている点

等が明確になるのでしょう。それらが、明確になれば、「日本食」のアジア進出で、「日本と変えてはいけない点」と「現地に合わせて変えるべき点」が明確になるのでしょう。

今年は、海外で「現地の日本の外食」を触れてみよう

コロナも終焉に近づき、私は昨年後半から、海外に出かけるようになりました。今年も、出かけるでしょう。その時に、現地の日本食に出会う機会もあるでしょう。

現地の人の、日本食の定義を理解するために、今年は何回か、「現地の日本の外食」を試してみようかと思います。そして、マーケターなりに、外食提供企業の3C分析を、頭の中で、リバースエンジニアリングしてみようと思います。

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本間 充 マーケティングサイエンスラボ所長/アビームコンサルティング顧問
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