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「めんどくさがり屋」が成果を出すための思考法。

皆さんは 仕事でも普段の生活でも、しなければならないことで「めんどくさい」と感じることはあるだろうか。

実は私には結構ある。仕事でもプライベートでも「しなくてはならない何か」をしようとする時はまずその「めんどくさいという感情」にぶつかってしまうのだ。

私が常日頃から思うのは、世の中には「難しいこと」から「簡単なこと」までいろんな「やるべきこと」があるということ。
そして「難しいこと」「難易度の高いこと」については、「やらない」か やらなければならないなら「じっくり時間をかけて」やろうとする。なにせ簡単じゃないことだから私の場合はそうなってしまう。

例えば、未経験の人がハウツー本を買って「Wordpressで自分のポートフォリオサイト」を0からつくるとしよう。外注する費用がないので自分でやるしかないと思っているわけだ。
しかし未経験の彼にとっては相当「難易度が高い」ことだ。仕組みから調べなければなかなか出来上がらないだろう。

ではどうやるか。

ほとんどの人はハウツー本(またはネットやノウハウ動画)の手順に沿って「じっくり」やるわけだ。そうでなければ雑にやってどこかで妥協する人もいることだろう。
その人にとって「難しいこと」をやるということは、時間がかかることなのだと皆は本能的にわかっているのだと思う。

「学習」も同じ。学習することが目的の学習はないわけだ。学習することによって得られる結果や成果を求めるから、その成果までの手段として「学習」という行動は存在するのだ。


世の中にはこんなことがよくある。

①難しくてわかりにくいこと。→やろうとも思わない
②簡単でわかりやすいこと。→すぐ行動できる
③難しくて難易度が高いこと。→無理だと思ってしまう
④簡単だけど、めんどくさいこと。→できると思うけどやりたくない

②以外はできれば「やりたくない」ことかもしれないが、残念ながら世の中にはどれも当たり前にある。
ポジティブな人は「難しくて難易度が高いこと」をクリアすることにやる気スイッチが入るだろう。しかし今回の記事で言いたいのはそれではない。

できることなのに「面倒くさい」と思ってしまうことが大なり小なり誰にでもある。それが例えば「やらなければならないこと」だったとしよう。「面倒だな」と思いながらやるわけだが、それだけでは何も生まれない。

そう。「めんどくさくてやらなければならないこと」ことこそ、改善脳やアイデア脳を磨くチャンスがあるのだ。


さて、話は変わって「価値を生む原石」というものはどこにあるのか考えたことがあるだろうか。「価値」とはそれを必要とする人の数によって高い低いが決まってくるわけだから、より多くの人が必要とする何かを生む原石がどこにあるのかという話だ。

「価値を生む原石」はどこにあるのかというのは、言わばアイデアレベルの発想をどうやるかという指標だ。
私たちが常に「何かを創造しようとする」時に習慣的に掘り下げるネタ出し方法。それを展開させていく方法は、先ほど書いた①~④の中に隠れているのだ。
もう一度先ほどと同じことを書いてみよう。

①難しくてわかりにくいこと。→やろうとも思わない
②簡単でわかりやすいこと。→すぐ行動できる
③難しくて難易度が高いこと。→無理だと思ってしまう
④簡単だけど、めんどくさいこと。→できると思うけどやりたくない

①難しくてわかりにくいこと。

これは「わかりやすくする」という方法で価値を生むことができる。マニュアルや図解でわかりやすくしてもいいし、その難しいことを変わってやってあげれればそれは価値になりお金になる。これはビジネスになり得る。


②簡単でわかりやすいこと。

これは誰にでも簡単にできることだから、例えば「誰よりも早くできる」とか「誰よりも安くできる」というような差別化で価値は生まれる。


③難しくて難易度が高いこと。

これは「難易度が高い」ことにフォーカスできれば解決案を提案できる。例えば難易度を容易にできる道具やハウツーを開発するとか。難易度→容易というラインがキーワードになる。


④簡単だけど、めんどくさいこと

人はめんどくさいことが嫌いだ。いや、コツコツとめんどくさいことをやることが好きな人もいるだろうが、どうしても価値としては低くなってしまう。つまり「めんどくさいこと」の価値を高めるには「楽にできるようにする」という現象が必要になる。



「めんどくさい」を解決することが
 ビジネスになる。

めんどくさいことを楽にすることでビジネスは成立する。問題は「どんなめんどくさいこと」にフォーカスするかだ。

そこはやはり「めんどくさがり屋」の感度が重要になる。実際に私は「自称めんどくさがり屋」スタッフとしょっちゅうブレストをしてアイデアを引き出していた。とんでもなく新鮮な「みんながめんどくさく感じていたこと」を引き出すことができた。

そして次のステップはその「めんどくさいと皆が思っていること」をどう解決するかという課題解決の方法だ。

それについてはまた次回以降に話していこうと思う。

今日私が言いたかったことは、めんどくさいという感情の中にビジネスはある。ということだ。

もちろん、「難しい」「難易度が高い」「専門家でなくてはできない」ことの中にも問題解決型ノウハウは隠れている。
「めんどくさい」はその中の代表的な感情だ。

あなたのビジネスのアイデアを考える時に、是非一度「めんどくさがり屋」のメカニズムを考えてみたらいかがだろうか。




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