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1のインプットで10のアウトプットは出ない

知の巨人、立花隆さんが先月末に亡くなられた。心よりご冥福をお祈りします。

インプットやアウトプットのスタイルに多くの影響を受けていて、ビジネスの世界でも生きています。

知の巨人のインプット・アウトプットスタイルから学んだことを書いていきます。


指定校推薦で大学が決まって、暇を持て余す中でブックオフに立ち寄り、たまたま手に取ったのが、立花さんの東大講義がまとめられた本でした。

大学入学前に立花隆さんの本を読めたのはラッキーだった。情報との向き合い方の基準を立花さんはつくってくれたので。

・古典を背伸びして読み考える力を養う
・大学の講義で身につくことは限られている
・とにかく本を読め
・専門領域に捉われるな

と言った内容が印象に残っていて、影響を受けた自分は大学の講義に出ずに、図書館に籠ったりしていた。

立花隆さんのインプットスタイル

つまらないアウトプットしか出てこない時は、そもそもインプットが中途半端で、考えが当たり前レベルから脱することができていないことが多い。

立花隆さんのインプット
・一テーマ五〇〇冊くらい読んでいる
・インプットとアウトプットの比率は、少なくとも百対一くらい
・「脳研究最前線」のために、どれくらいの資料を読んでいるかというと、だいたい大型の書棚一個半ぐらい

1テーマ500冊は、流石にこのレベルは真似できないですが、まず取り組む領域の本10冊を買って読み込むことが推奨されていて、今でもこの考え方を参考にしている。

立花さんの読書スタイルを理解したい方は、こちらの本がおすすめです。

インプット以上のアウトプットは出ない

インプットが足りてない中でアウトプットは出ないのは、自然界でも同じとのこと。

ちゃんとしたアウトプットのためには「本を百冊読んで、一冊本を書く」と言われていた立花隆さん。

さて、自分の場合どうでしょうか?

Twitterとネット情報で分かったつもりになっていないか?

1のインプットで10のアウトプットを出そうとしていないか?

最後に立花隆さんの言葉を。

絶えざるインプットによって蓄積され形成された豊かな個性的知的世界こそが、よきアウトプットの土壌である

もう一度、自分の情報インプットは、これで良いのか。基準と方法を立花隆さんの本を読み返しながら考え直したいところです。