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移動距離が長い人ほど「イノベーション」を起こせる、発想は移動距離に比例する、と聞くことがある。

例えば、アメリカでも、移民の人が起業をしたり、株式公開して成功したりすることが多いそうだ。

例えば、電気自動車のテスラのイーロンマスク氏も南アフリカからカナダへ移住し米国で起業している。日本国内でいうと、ソフトバンクの創業者、孫正義氏も米国のUCバークレーに留学しているし、楽天の創業者、三木谷氏もハーバードビジネススクール卒だ。

留学に限らず、世界一周旅行などを経て起業して成功した人も多い。メルカリ創業者の山田氏も起業前に世界一周旅行をしていた、と聞く。

メルカリ社長・山田進太郎さん 旅の中に答えを求めて:日本経済新聞

自分の場合を言うと、合計約4年間の米国での留学経験に加えて、定期的に、旅行であれ、出張であれ、意図的に移動するようにしている。ちなみにこれまでに行ったことのある国数は33か国になる(新しい価値観、文化になるべく触れたいのでプライベートでの旅行の際は、なるべく行ったことのない国に行くようにしている)。

今回は「経営者は移動せよ。」、というタイトルで文章を書いているが、この定期的な”移動”が自分の経営にとってすこぶる良い。自分の場合で言うと、最低でも、年4~5回は海外にいくようにしている(本当は毎月にでも行きたい)。半分が出張で、半分は完全にプライベートの旅行といった具合だ。国内での移動を含めると、関西や福岡にもビジネスの拠点があるので、毎月のようにどこかに移動していることになる。

ミラノで食べたミラノ風カツレツ

直近だと、1月末から2月初旬にかけて、イタリアに出張してきた。主な目的としては、眼鏡業界の最大の展示会であるミラノで開催されるMIDO展に参加するためであるが、創業して12年ほどでもう5回目になるが、この約1週間の滞在がすこぶる良い。

1週間強、日本を離れて、毎日のように眼鏡ばかりしかも世界の最先端のトレンドを見るので、ずっと眼鏡のことを考えることになるし、普段東京で会いにくい鯖江や海外の取引先の方なんかともまとめて話すことができ、新しい情報もどんどん入ってくる。新しい情報が入るたび、時代の変化にあわせ、自社はどうあるべきか、を考え続けることになる。

足元の短期的な施策、やらなければならないことから頭が離れ、中長期の事をずっと考え続けられるこの時間が自分にとって非常に貴重な機会になっている。

現地では、眼鏡店だけでなく、新しい業態とか、色々と目にすることになるし、毎回予想していなかった出会いなどもあり、そこからビジネスに発展したりもする。

世界最大の眼鏡の生地工場の膨大な生地サンプル

今回は取引先の計らいで、ミラノからさらに郊外に約1時間ほど電車に乗り、世界最大の生地メーカーの工場にも視察に行くことができたのだが、工場の人も丁寧にプレゼンテーションをしてくれて、無茶苦茶勉強になった。

社員の皆さんと社員食堂でランチをご馳走になりました。

経営者はほっておくと、いつの間にか短期的な施策に忙殺されることが多い。忙殺されてくると、仕事は多いんだけど、結果に繋がらない無駄な仕事にも巻き込まれたりして、そんな結果に繋がらない本質的に重要でないことにも、惰性で時間を使ってしまいがちであるが、このような形で、年に何回かは、遠くに移動してしまって、日々の忙殺から自己を開放してゆっくり冷静に、会社の未来を考える時間をとるのは経営の精度を保つ上で、絶対に必要なことだと思う。

といっても、皆さん多忙だと思うので、もう無理やりでも1年のうち、1週間x2回は、足元の短期的な仕事のことを考えずに長期的なことを考える時間を強制的にとるルールを作ってしまうくらいが良い。

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