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2022年はクリエイターにコミュニティづくりを伝えたい!!

 Potage株式会社代表取締役 コミュニティ・アクセレーターの河原あずさです。コミュニティの力で、様々な人たちの活動をエンパワーしていくことをミッションにしています。

 突然の話で恐縮なのですが、CLASS101というオンライン講座プラットフォームで動画講座を持ちませんか?というお誘いを受けました。とてもやりたいと思い快諾しました。ただし「事前調査」というフローで調査ページにて「200いいね!」が集まらないと開講できないシステムなのです(マジかいっ!!!)。

というわけでここまで読んで「年の暮れの人助けだ、これも何かの縁だし「いいね!」を押してやろう」と思った方はぜひこちらのリンクよりいいねクリックをお願いします。

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で、ここからは、なんでそんな講座やりたいねん、というお話です。これを読んで「なるほどなあ」と思って頂いた方はぜひお手数ですが文末のリンクからCLASS101のページに飛んで「いいね!」のクリックお願いします…!!

私はこんな講座をつくりたい!!

 私がCLASS101上で開講しようと企画している講座のタイトルは「自分の「好き」で食べていく!ファンをはぐくみ事業を成長させる「ライフワーク創造」クラス」というものです。

 アートやクラフトなどで、自分なりのアウトプットをつくってはいるものの、ファンの人に買ってもらったり、ファンを広げたりすることができていない「あと一歩二歩でライフワークが生まれるのに…!」というクリエイター予備軍の皆様をターゲットにした講座です。

 私にも経験がありますが、自分の趣味や特技を売り物にするのは、それなりのプレッシャーを感じるものです。実際のところ、自分が好きでやっていることや、好きでつくっているアウトプットにファンをつける上で最大の壁は「お金を支払っていただける関係性をつくれるか」なのです。

 クリエイターとしての活動を持続的にするには、ファンが集まってきて、金額は大きくなくてもお金を払ってくれる状態をつくることが不可欠なのですが「お金を払ってもらうなんて恥ずかしい」と感じていたり「どうやってファンを集めたらいいのかわからない」としり込みしている状態のままだと、結局活動は広がっていかないのです。

 この講座では、その壁を突破していく方法を、ステップバイステップでお伝えしていこうとしています。

 まずは自分のファンになってくれる人の見つけ方や育て方をお伝えします。周りを巻き込むには、自分自身の目指す方向性や、つくりだしたものの価値を丁寧に言語化して、ストーリーを組み立てながら発信していく必要があります。自分のことを内省しながら、的確にまわりにシェアする言葉を持つことから始まり、SNSなどを通じて効果的に発信する方法、そして、小さいところからビジネスを立ち上げていく方法を順番に体得していきます。

なぜ今自分がクリエイター向けの講座をやりたいのか

 私が会社員をやめて独立したのが2020年の4月のこと。それから「コミュニティづくりの教科書」という本を出版し、以降、企業向けにサービスや事業のファンコミュニティづくりや、コミュニティ思考をいかした組織開発のお手伝いをしてきました。しかし、それだけではどうにも物足りない気持ちが、正直あったのです。

 私はもともと東京カルチャーカルチャー(以下カルカル)というイベントスペースの出で、そこのバリューは「クリエイターやプチインフルエンサーの人たちが誰でも自分のステージが持てる」ことにありました。例えばカルカルでは、間取り図マニアが間取り図ナイトというイベントをしたり、ダムマニアがダムナイトというイベントをしたりして、200人近いお客さんを動員して、それぞれのコミュニティ活動の核としていました。

 年間200くらいのステージをみてきましたが、そのどれもがほぼ例外なく「面白い」んです。やっぱり、熱意を持って偏愛を語る人々の姿は心をうちますし、共感も生まれます。もともと自分が興味なかった領域でも興味が湧いたり、その結果、自分も偏愛を抱えるようになった対象もいくつもありました。

 その後、ビジネス的な要請もあって、カルカルのイベントプロデューサーだった私は、企業向けのイベントづくりやコミュニティづくりの支援事業を立ち上げます。企業からお金を頂きながら、企業と一緒に場づくりを行うことに大きな可能性を感じたからです。実際に、その予感は的中して、100人規模のイベントを実施するプロデューサーとしては、それなりの規模の、それなりの利益率のビジネスを立ち上げることに成功しました。

 それはそれですごく楽しかったですし、事業を他社に売却するときに目玉プロジェクトにもなったりして、ビジネス的におおいに役立つものだったのですが、もともとのメインフィールドは「個人クリエイターの支援」。企業向けの仕事が増えるにつれて、ちょっと後ろ髪が引かれる気持ちがあったのでした。

 そもそも、企業向けに仕事しているときも、向き合っているのは「個人」なんです。担当者の熱量、やりたい気持ち、思いをもとに、伴走しながら形にしていくことこそが、私のバリューが発揮される瞬間なのです。向き合っている担当者の方は、やりたいことを実現するための手段として、企業と共存関係をつくって、企業の中で活動しているだけなのです。そこに大きな違いはないと思っています。

 そんな中で、ビジネスコミュニティづくりのノウハウをまとめた本を出版し、ますます自分に「 #企業向けコミュニティの人 」というタグが大きくなってきました。いや、それは実際そうなのですが、「企業向けのコミュニティづくりだけやりたい」わけではないのです。ありがたいことに企業からのオファーはそれなりに頂いたのですが、自分の周囲に小さなコミュニティをつくって、ファンをはぐくんで活動しているアーティストやクリエイター、プチインフルエンサーの支援もやりたいという気持ちは、胸の中にずっとくすぶっていたのも事実でした。

 そんな中、会社の問合せフォームに1本の連絡が入り、Zoomミーティングをすることになりました。問い合わせをしてきたのは、CLASS101の永井さんという方です。動画講座を持ちませんか?というお誘いの連絡でした。

 調べてみると、CLASS101はグローバルに展開されている韓国のスタートアップでした。(2021年秋にグローバルのVCからシリーズBラウンドで28.5億円の調達を果たしています。)。今回お誘いをうけてはじめて知ったのですが、DIYのクリエイターやアーティストやデザイナーの方が多く登録され、絵の描き方とか、クラフトとか、デザインのテクニックとか、関連ソフトの使い方のレクチャーとか、さまざまなオンライン講座がコンテンツ化しています。

 最初問合せの内容を読んだときは「うーん…自分は別に、クリエイターでもないし、モデレーター講座もやってるからノウハウ伝承系の講座を別に持つってのもなぁ……」という感想で、でも門前払いというのも冷たいなと思い、正直冷やかし半分でオンラインミーティングに臨んだのでした。

 それで担当キュレーターの永井さんのお話を聞くと、どうやらイベントのつくり方の講座とか、コミュニティのつくりかたの講座とか、CLASS101の方が求めていたのはそういうことではないみたいなんですね。曰く「CLASS101にはたくさんのクリエイターやクリエイター志望の方が登録しているけど、その特技や好きを、小さくともビジネスにつなげられている人がとても少ないのです。その一歩を踏み出すための講座が必要だと思っていて、あずさんにたどり着きました」と。

 この言葉が、私の中でくすぶっていた「個人クリエイターのファンコミュニティづくり支援をやりたい」という気持ちに引火したのでした。そうそう!自分がやりたかったのは、まさにそういうことなんだよ!と思ったのです。

 カルカルでやっていたのはまさに「クリエイターが自分たちでファンを集めて、小さくともお金をまわしながらビジネスにつなげていく場」をつくることでした。その経験も知っていての永井さんからのオファーに、考える隙間もなく2つ返事で「やりましょう!」と言っていました。

夢中や好きを発信して、生き方をもっと楽しくしよう

 この講座で伝えたいのは「自分が好きなこと、夢中なことを周りに発信して、ちょっとのお金とたくさんの充実感を得ながら、生き方をもっと楽しくする方法」です。

 大儲けしよう!というものでもなく、お金を払って経験を買うことがこの時代大事なのだ!というものでもありません。この「ちょっとのお金とたくさんの充実感を得ながら、生き方をもっと楽しくする」というのは、周囲の少なくない人が実現できているのに、多くの人が実現方法を知らない、言語化がされていない領域だと思っていて、それを伝えていきたいと思ったのでした。

 しかし、カルカル時代を思い返しても、プロデューサーがたくさん支援してノウハウを伝えても、どうしても「ファンを形成して小さくとも経済をまわす」という壁を突破できないクリエイターの方がいたのも事実でした。いいものはつくれるし、話が面白いのに、人の巻き込みに関しては苦手……という方は本当に多いのです。

 これ、すっごい気持ちはわかるんです。そういうクリエイターの方ほど謙虚で、自分をアピールするのがちょっと気恥ずかしかったりするんです。誰かを誘って、断られるのに傷つく方も多いです。けどその壁をうまく突破すると、いろんな方にファンになっていただいて、ゆるく支えていただける状態がつくれます。自分の周辺に確固たる「コミュニティ」が生まれるわけです。

 一部の方を除けば、決して大金持ちになるわけではありません。けど、確かな関係性がファンの方とのやりとりの中に生まれて、自分のありかたが落ち着いてきますし、日々の暮らしに自信がついてきます。張り合いがでますし、日々蓄積してく人とのつながりやノウハウが日ごろの仕事にもつながります。いい複業を持つ効果の本質って、そこにあるんですよね。

 先述した通り、企業向けの「コミュニティづくり」のノウハウは「コミュニティづくりの教科書」に昨年まとめました。次にやるべきなのは、私がもともとメインのフィールドにしている「個人のコミュニティづくり」のノウハウなのだと感じています。CLASS101のメインユーザーであるクリエイターの方々の助けにもきっとなるだろうし、私のビジョンである「個が溶け合えば世界は変わる」その状態に近づく大事なステップだと感じたのです。

 けど「やります!」と言った後に「実は200いいね集めないと講座をオープンできないんです!!」とキュレーターの永井さんに言われ、どうしよう…!!と慌てふためいているのが今です(苦笑)けどここまで来たら形にしたいですし、将来的には本などの別のコンテンツにまとめる皮切りにもできればなんて思っています。なにとぞ皆様の暖かい「いいね!」をお願いします!!

※趣旨に賛同いただける方はなにとぞ上記のリンクから「いいね」をお願いします!!

クリエーターエコノミーの時代にこそファンコミュニティづくりのノウハウが必要だ

 個人がコンテンツを配信して収益を得ていく「クリエーターエコノミー」は、さまざまなデジタルプラットフォームが立ち上がる中でますます市場を伸ばしています。

 クリエイターの数は増えてレッドオーシャンになっているように一見見えますが、実は新型コロナウイルス感染拡大の影響により、個人のネット利用は大きく増加しています。実は、コンテンツへの需要の増加に、供給が追い付いていないというのが実情なのです。

 この記事ではデジタルコンテンツについて触れていますが、EC需要も拡大していて、個人間も含むモノの取引も活発化しています。クリエイターが資金調達をするクラウドファンディングも広がりを見せており、「個人クリエイターが発信をして小さくともビジネスを立ち上げていく」ための環境は整っているのです。

 しかしまだまだ、個人が自分の得意なことを活かしてビジネスを立ち上げて、ファンコミュニティを形成するノウハウについては、世の中に十分に広まっていません。2022年の新しいチャレンジとして、この動画講座を皮切りにして、様々な方法で、個人や小さい事業体のファンづくりやビジネスづくりのお手伝いができればと考えています。

2021年は大変お世話になりました。2022年もPotageをよろしくお願いいたします。

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