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体調を崩して感じた組織文化の重要性

先週から今週にかけて、なんだか体調が思わしくなく、会社の方で業務量の調整をお願いしました。みんな素早く動いてくれて、ミーティングや作業時間を減らすことができ、本当に助かりました。

「体調が悪い」と言っても、「熱がある」とか「咳が止まらない」とか「お腹が痛い」と言った症状はなく、「なんとなくだるい」「頭が働かない」といった類のものでした。

直前まで、子どもが熱を出してケアし、今度はパートナーが熱を出して看病しながらワンオペし、そんなことをしながら仕事を猛烈にこなしていたので、疲れが出たんだなと思いました。

一見すると「単なる疲れでは?」とか「んーその程度で休むのは甘えでは?」など、自分でも思うのですが、どうにもダメで、横になったり、ぼーっとしたりしないと動けない、という感じでした。

気持ちは元気なのですが、体が動かない。そんな状態が続いたままミーティングを続けていたら、ついにゆっくりと目眩がしてきて、脳にもモヤがかかったような状態になってきたので、2日ほどゆっくり休み、同時に業務量も調整してもらいました。

おそらく、疲労のキャパを超えてしまい、回復機能自体が衰弱してしまっていたのではないかと思います。寝ても覚めても疲れが取れなかったので。この状況をさらに追い込んでいたら、もっと良くないことになっていたかもしれません。

今回は自分で気づけたからよかったものの、改めてこのような自体になってしまったことを反省しました。気づけなかったら、チームにも家族にも、さらなる迷惑をかけていた可能性があったわけです。35歳を過ぎて、体力は衰えてきているうえに、子育てとの両立でとにかく消耗が激しいので、ああもう無理はできんなと感じました。

社会的には、フリーランスの普及を試みるような制度がつくられ「会社に所属する時代じゃないよね」という潮流もあるかと思います。

しかし、今回の件でぼくはあらためて、組織に所属するメリットを感じました。傷病休暇が取れることももちろんありますが、業務量の調整がスムーズにいったこと、そして「体調優先」という組織文化があることに本当に支えられたと感じています。

こうした組織文化を構築するためには、ベースとして個々人のセルフマネジメントによって業務量を超過させすぎないことが必要です。一人一人が背伸びをしながら目標達成を目指しつつも、限界を超えてがんばりすぎない余白をもって取り組めている状況が必要です。

加えて、チームワークを前提とした文化も必要です。誰かが体調が悪い時は、誰かが代わりを務められる状態。それでいて一人一人の個性を発揮している状態。この両立が理想で、そのために日々の対話と役割分担が必要なのだと感じました。

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臼井 隆志|Art Educator
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