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スマホアプリ開発会社にいたマーケティング担当から見た Apple Vision Pro 日本発売│ #スマホがなくなる日 の「Day 1」は、今。

先週末に日本発売されたApple Vision Pro。10年前の僕だったら、発売日に手にしていただろう。今回は、手にしていない。学生時代からガジェット好きだった性格もあり、2009年iPhone 3Gsの日本発売時には手にしていた。初代iPadも、初代Apple Watchも手にしていた。そんなバックグラウンドも相まって、この数年は、デジタル×マーケティングに関わる仕事をする機会が多くなった。 御縁があって、数年前、SaaS型スマホアプリ開発会社に所属していた。成長率は、それまでのJTC企業 では体感できないくらいのものだった。
デジタル関連市場は、(今のところ)伸長の一途である。

ガラケーからスマホへのシフト

世代により、日本でガラケーが台頭していた時代を知らない方もいるかもしれない。スマホ市場を支配していた当時では、「誰があんな板(スマホ)を使うんだ」という嘲笑・世相もあった。しかし、結果は、述べるまでもない。この当時の再来、「シフト」が起きるのが、「今この瞬間」なのであろう、と感じている。2013年当時、スマホサイトやアプリの企画に立ち会っていた僕は、2024年現在、HMD(Head Mounted Display)デバイスの体験設計にまつわる仕事に関わっている。不思議なものである。

スマホがなくなる日

Apple Vision Proの日本発売と時をあわせて、こんな書籍が発売されている。

上記記事引用にもある、STYLY社の渡邊 信彦さん著である。僕の手元にもいま届いたので読み始めてる。アプリ開発会社に属していたことのある僕としても、見逃せない書である。
先々週、そのSTYLY社の友人(Umiさん)の協力もいただいて、日本発売前にApple Vision Proミニ体験会を開催してきた。参加者は、「マーケティング」「ガジェット」「エンジニア」などの界隈の方ではなく、一般的な生活者に近い方々に起こしいただいた。(僕と友人という時点でちょこっとだけ、デジタル寄りかもしれないけど。)
そして、Umiさんが、さらっとコメントしているけど、この点は、見逃せない。
「何がすごいってそんなに説明してないのにするする操作する皆さんだよ」
電気照明・ガス・水道機器って、「取扱説明書」って、基本的に読まないじゃないですか。それです。インフラ化するものって、取説を熟読する必要がないんです。

2024年現在が「こんなHMDデバイス、日常的に誰がつけんだよwww」って、世相感も、ややありますが、X年後には、「当たり前」になっているかもしれませんね。(いや、なるでしょう。)
個人的な感覚ですが、「ガラケー→スマホ当時」の世相よりも、今の方が、テクノロジーに対する受け入れ度合いが変容したせいか、当時よりポジティブになっている感覚もあります。
さて。「 X年後」はいつ、やってくるのでしょうか。「スマホがなくなる日」は、いつやってくるのでしょうか。企業マーケティング担当さんなら、その準備をするのは、「今」ですよ。
等身大の生活者の感覚と、未来を創るマーケティング感覚。両者を持ち備えていくぞー。

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