マーケティングにおける現場主義とは何か?
#現場主義で得られたこと について自分の考えを整理してみます。
現場主義の考え方は、業種や職種によって当然異なるため、自分の場合は、「マーケティングにおける現場主義とは何か」について考えていきたいと思います。
マーケティングの仕事における現場主義とは?
マーケティングの仕事において現場主義を貫く上で大切なのは、
①直接顧客に会って話を聞くこと
②顧客の行動を観察すること
この2つの行動だと考えています。
つまり、現場主義を貫くことの意味は、顧客を理解し続けることだと考えています。
例えば、イケア・ジャパンの社長は都心出店を決める際に都心の若者住宅100件以上まわったとのこと、オイシックスの社長は毎月ユーザーインタビュー出席を欠かさない習慣があるとのことをカンブリア宮殿で話されていました。
戦略を考えたり、意思決定をする人が、顧客を理解する習慣が根付いている組織は強いと考えています。
具体的にやって良かったこと、習慣化していること
具体的に現場主義を貫く行動として、やって良かったこと、習慣化していることは下記3つです。
①現場に出て営業に同行する
②現場に出て既存顧客にインタビューする
③現場に出て潜在顧客にインタビューする
この3つを日々の仕事で実践し続けることで、顧客が何を求めているのか、考えている戦略は顧客が求めていることとズレていないかを日々確認することができます。
現場に出て顧客を理解することと、戦略の考え方
戦略を考える代表的フレームワークの3C分析があります。
この3C分析を考える際は「顧客Customer」を最優先で考えることが大切だと考えています。これを顧客中心の3C分析と勝手に言っています。
顧客が見えていれば、顧客が考えている競合は何か?顧客が評価している自社の経営資源は何か?と顧客主語で戦略を考えるようになります。
現場に出て顧客に会う、話を聞く、観察するといったことが習慣化していれば、自分たち都合のズレた戦略にはになりにくいはずです。
以上のことから、現場主義とは、マイクロマネジメントをしたり、プレイングマネージャーとして数字達成に貢献することではなく、「顧客を理解し続けること」と捉えられると良いのではないかと考えています。
自分は、現場上がりの人間なので現場が大好きです。
頭でっかちの戦略を考えても意味がないですし、迷ったら現場に出ることは大切にしたいです。
ただ、時間は限られているため、顧客を理解し続ける大目的を忘れずに現場主義を貫いていきたいと思います。