「家事分担」の話し合いの本質は2つ!見える化と、優先順位付けを“一緒に”行うこと
「なんで、私ばっかりっ」
仕事も家事も、育児も、女性ばかりが担っていて、旦那は指示待ち。
相手を動かすよりも、自分でやったほうがが早くないっ!?という言葉は、多くのママ友から耳にする言葉です。
その言葉に強い共感を覚えます。
一方で、家庭内でネガティブな気持ちがずっとあるのは、自分にも、そして子どもにも良くない。(また、夫もそのように感じている可能性も大いにあります)
夫を尊重しながら、自分に偏り過ぎている(そう思っている)家事・育児のタスクを減らすことはできるのだろうか…?
今回のnoteでは、「家事の分担」について、家族会議をした際の様子を書き残したいと思います。
名もなき家事と「私ばっかり」の根源は?
日々の生活の中で誰かが担っていながら「家事として認識されにくいタスク」を意味する「名もなき家事」。
「名もなき家事」の数は家庭によってさまざまですが、子育て世代である我が家にも、星の数ほど存在します。そして、子どもの行事や体調に合わせて臨時で発生する家事などをふくめると、その数は把握しきれません。
我が家は共働き、段取りが好きな妻の私と、料理がうまい夫のスキルを活かし、結婚当初から家事分担を行ってきました。
しかし、子どもが一人増え、二人増え、私が担当する家事がどんどん多くなってきている感覚がありました。
1歳の子どもはまだ夜泣きをしています。
深夜1時、2時ごろの夜泣き対応から始まり、どうせ起きているからと、私が朝6時には子どもの朝ご飯と弁当を作ります。
(普段は夫が担当ですが、夫が出張や朝早く出てしまう日も多くなり)私がそのまま登園の準備を行い、(時に)保育園を嫌がる子供 8kgと20kgの子供を鷲掴みして、保育園までダッシュする。
その結果、いざ、9時から自分の仕事を開始しようと思うと、すでにフルマラソンを走りきったような疲労感を抱えている…なんてことが何日も続きました。
「このままじゃ、いけない」
うん、こんな日が続くのはよくないっ。
私は、家事の分担と内容を見直そうと決意しました。
そして、ただ見直すのではなく、これを機に夫と一緒にどうしたら家事を減らせるかについて、「家事分担2.0」に向けた話し合いをしたい思いました。
私の夫はスタートアップで働く経営者です。彼の時間はとても貴重なので、誰でもできる家事をやってもらうよりも、私自身は、彼にしかできない子どもとの時間を持ってほしいと考えています。
二人で話し合いをすると、私が日々疲弊している家事や育児タスクは、夫に任せるよりも、ベビーシッターさんや家事代行サービス提供者にお願いしたほうが良いという案も出るかもしれないと思いました。
うん、そんなことを1人で悶々と考えていても、現状は変わらない!
話し合いをしよう。
そしてやるなら今ある疲労感から家事の押し付け合いとならない話し合いをしたい。
そのための準備をしようと、朝3時、娘の夜泣き対応をしながら決意しました。
家事分担の話し合いを始める準備
「うーーーーーん、何から始めよう」
「ひとまず、何をやっているか書き出してみようかな」
そう考えて、私はPCに向かって今発生している家事タスクを書き出しました。
いつ、どこで、どれくらいの頻度で家事を行っているか。
10分程で書き出し完了。
この「家事の見える化リスト」を夫と共有
その上で、私が叩き台を作成したリストに、彼が担当している家事タスクが抜け漏れていないかをヒアリングし、追記しました。(ここが大事なプロセス🙆♀️)
その上で、我が家の1日の家事タスクは、「50タスク」あることが分かりました。
さらに、朝に行うべきタスクは「12個」ある。
そして、そのほとんどを、夜泣き対応するために起きた私が担当していること。何となくやり続けていたけど、仕事を始める時には疲労感があることを夫に共有しました。
そして、朝タスクを減らすためアイディアを一緒に出してほしいと依頼しました。
リアルな様子を伝えたい気持ちはありますが、長くなるので、家族会議の詳細は割愛します。
簡単にお伝えすると家事をテーマにした「家族会議」は、二人が大好きなお寿司ランチを食べながら行いました。
そしてお寿司を食べながら、45分ほどで、いくつかの改善案を出すことができました。
▼改善案(例)
・私が朝に準備していた夜ご飯の支度を、夫の担当にする
・土日に冷凍惣菜を仕込んでおくことで、朝のお弁当準備を簡単にする
などなど
私は、朝の燃え尽き症候群になる原因だった、毎日の朝タスクを夫婦で週末に行うことや、夫や外部パートナーに依頼できることで半分ほどになりました。
自分が、一生やり続けなくてはいけないのではと思っていた家事が減り、とても心が楽になりました。
家族会議のゴールは、「押し付け」ではなく「見える化」と「効率化」を一緒に行うこと
家族会議の始まりが「なんで、私ばっかり」であり、ゴールを「あなたがやってよ!」を押し付けるシーンに設定する。
その結果、「俺だってやっているのに」とパートナーから反発されたり、険悪な雰囲気になったりする人も少なくないのでしょうか。
子供を出産してから、日々増えていく家事と子育てタスクに悲鳴を上げていた私も、その一人でした。
しかし、育児や仕事で大切にする「見える化」を家庭の家事分担でも取り入れてみた結果、とてもスムーズに話し合いができるようになりました。
家事分担についての話し合いのポイント
・やっていることを「見える化」する
・どうすれば楽になるかを、夫と話し合い見直す
・本当にやるべき家事だけ、「役割分担」を行う
「どうして私ばっかり」。
その気持ちが生まれるのは家族にとって大切な場を居心地良く、自分も休めるようにしようという想いや責任感があるから。
私も、決して得意ではなかった、「暮らしを整える」という時間を大切に。
でも毎日疲れることなく、回していきたいと思っています。
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