顧客ファーストと多様性

「ダイバーシティ」という言葉から、何を連想するだろう? 多様性と訳されることが多いが、男女のみならず様々なバックグラウンドを持つ人々が気持ちよく働ける場所をつくることは、会社をより強くすることに繋がる。日本で生まれ、日本語を話し、同じ義務教育を受けた人がマジョリティを占める日本企業であるが、ビジネスは国外にも広がっている。ともすれば主要なポストは日本人が占め、しかも男性がそのほとんどを埋めている。

https://comemo.io/entries/5807

特にコンシューマービジネスを行うにあたっては「顧客ファースト」が最重要であると言われる。では、その顧客にはどのような人々がいるのだろうか? グローバルにビジネスをすれば、ジェンダーのみならず言語、人種、文化等、多様なバックグランドを持つ顧客の気持ちがわからなければピントのズレた製品しか出せないのではないか。

その昔に東南アジアで事業をしていたときに会議室のエアコンに日本製が少ないことに気づいた。「日本製のほうが故障が少ないし、性能が良いのでは?」と尋ねたところ、思いもしなかった回答が返ってきた。

「それはわかっているのだが、日本製には暖房がついているんですよ。ここでは絶対使わないのに。この機能がなければもっと安くできるだろうし、なにより自分たちの環境を理解せず日本仕様をそのまま売っているのがちょっとねぇ。。。」

真に相手の気持ちを理解するには、その中に飛び込んでしまうのがてっとり早い。GWには日本最大級のLGBT+のイベントが東京で開催される。耳にすることが多くなった「LGBT」という言葉を理解するためにも、現地に行って体験してみてはいかがだろうか?

https://tokyorainbowpride.com/

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