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こんばんは、uni'que代表若宮です。

先日、友人一家と食事をしました。引っ越してしまったのでなかなか会えないのですが、子どもたちの年代も近くたまにあってもすぐ盛り上がれる家族ぐるみの友人です。

その時、友人一家の長女・Yちゃんから、「こっくりさん」が流行っている、という話を聞きました。

こっくりさん!なつかしい。ご存知でしょうか?↓


なぜだかこれ、小学校高学年くらいの女子に流行るのですよね。僕が小学校の時にも女子の間で一度爆発的に流行り、やってた子が(取り憑かれたようになって)おかしくなったり、体調不良になったり、揉め事が起きたり、色々問題が出て学校から「禁止令」が出たほどでした。

これだけテクノロジーが進歩したいまも変わらずにそういうことしてるんだー!とと思ったのですが、さすがデジタルネイティブ、ちょっと違った。


「まずスマホを真ん中において4人でその周りを回ってー」


…スマホ?

今どきのこっくりさん、スマホ使ってやるらしいのです。Yちゃんはやったことないらしいので詳細はよくわからなかったのですが、そこからしばし「デジタルこっくりさん」ブレスト(大喜利)になりました。

・始める時は「hey こっくりさん, おいでください」と言う。
・(こっくりさんをダウンロードしています(55%)…)
・「もしおいでになられましたら右に、きてない場合は左にスワイプしてください」
・「OK こっくりさん, 〇〇君が好きな人をおしえて」
・「えーーー勝手にドラッグしてるーーー!私動かしてないって!」
・突然のLINE通知バイブにびっくりする
・鳥居のマークがタグ付け用の「#」になってる
・文字のフリック入力がやたら早い
・こっくりさん6s以降は3D Touchに対応している
・「すみません、聞き取れませんでした」
・ほんとに聞きたい質問のあたりから課金しないと「すみませんが、お答えできません」と言われる
・週末イベントで超激レア・こっくりさんを入手できる
・あなたにおすすめのこっくりさんです
・新しいこっくりさんから友達リクエストが届いています。
・終わる時は「hey こっくりさん, どうぞお戻り下さい」
・(こっくりさんをkcloudにアップロードしています。アップロード中は電源を切らないでください。アップロード中に中断すると取り憑かれる場合があります)
・取り憑かれたら「トラブルシューティング」から「こっくりさんをアンインストール」へ
・使用した端末は3日以内にキャッシュクリア


どうでしょうか?


どうと聞かれても困るでしょう。


このままだと日経新聞社のCOMEMOには内容がなさすぎるので、キーオピニオンリーダーとして強引にここからそれっぽい考察にもっていきますね。


1)アナログな体験をデジタルでどうアップデートできるか?を考えてみよう

昔からあるアナログな体験を「デジタルこっくりさん」のように無理やりアップデートすると、新しいサービスの種になるかもしれません。おみくじアプリとかもそうですが昔から続くことっていうのは何らかニーズはあるので、そこに新しいデバイスやファンクションを付加するだけでヒットアプリが生まれるかもしれません。(生まれないかもしれません)


2)アナログな体験を通して、デジタルな体験のあり方を見直そう

いつもデジタルな体験のデザインを考えている人にとって、時に「アナログ」な体験について考えることは、文字通り「アナロジー」としてデジタルのUXを見直すきっかけになるかもしれません。アナログな体験を元に、デジタルな体験を考えると、デジタルの新しい使い方が生まれるのではないでしょうか。siriやicloudはアップルがこっくりさんを研究し尽くして開発したと言われています。(言われてません)


3)デジタル、アナログで変わらない共通体験をとらえる。

こっくりさんはなぜか一定時期の女子に流行る、という傾向は変わらないようです。また、「集まって囲む」とか「指を出して」とかある種の身体的儀式のようなものが必要なのも共通しています。いくらクラウドだといっても、集合せずにオンライン画面上でこっくりさんをする、というのはなんとなくなさそうです。こういうテクノロジーとか時代が変わっても変わらないところには、人間の根源的な欲求が見つかるかもしれません。(見つからないかもしれません)


どうでしょう。それっぽくなりましたか。だめですか。COMEMOは人気の記事だと日経電子版TOPに出してくれるのですが、これはさすがに出してくれない気がします。

最近割とオピニオンオピニオンした記事を書いていたので、たまにゆるいのも書いてみたくなりました。最後までお読みいただきありがとうございます。



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