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もしも「七つの会議」でSlackが使われていたら?

このnoteを読むのは、1時間58分後からお願いします。(この映画の時間です。Amazon Prime会員なら無料で見れます。)

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さて。観(読み)終わりました?僕がこの映画をアマプラで観たのは「半沢直樹」ブームなタイミングだった記憶。「半沢直樹」でもそうなんですが「大手企業の会社員って大変だなぁ」...と、小生のような、しがない万年ヒラリーマンは、陳腐な感想を抱きました。

記憶に残る会議

20年弱、会社員をやっていると、そこそこの場数の「会議」を経てきます。今でも記憶に残っているのは、2011年度(震災のあった年故ゆえにより記憶に残っている)の「来期予算策定」の会議です(1回ではなく、数ヶ月にわたる)。当時は、商業施設運営の本部部門に従事しており、全店の売上(収益)と費用(経費)、いわゆるPLの取りまとめ、来期の予算策定に関わる末端業務に従事しておりました。それまで1店舗の予算策定は、経験があるものの、全19店舗のとりまとめという経験のない業務。日々予算システム(一夜またぐバッチ処理)と、膨大なエクセル行列数との戦いの日々でした。かつ、震災の影響を加味した、前例のない予算策定(当時は、輪番停電の休業も加味した)は、本当に(いろんな意味で)記憶に残る業務でした。

その「予算上程会議」(「御前会議」ではない)は、本当にしびれる会の連続でした。事前に僕がどんだけ試算し、論理武装しても、他部署の(百戦錬磨の)役員陣からしたら、数字の妥当性や違和感を察知するのです。当時の僕が「ツメが甘い」だけなんですが。どんだけ時間をかけようが、アウトプット成果物の精度次第で、評価されてる世界を、ようやく30代前半で体感することとなりました。(それまでは、店舗の経験しかなく、本部経験がなかった。決済もほぼ店長決裁の環境下だった。)

時は流れ、令和。

パソコンでExcelと予算システムと向き合うことが(ほぼ)ゼロになった僕は、スマホのアプリとSlackでのみ、仕事をするようになりました。

初めてSlackで仕事をするようになったのが2019年。前職のベンチャーでした。「これは、情報(IT)革命だ!」と思いました。2019年に(笑)。それまでの会社では、Backlogを使っただけで、「スゲー!」と思っていたのですが、Slackの「情報の滑らかさ」に感動をしたのを今でも覚えています。
当時、100人ほどの規模だった、ということもありますが、トップから末端まで、フラットに会話する環境・ツールに、感動しました。また、エンジニアが多い会社ゆえに、こんなことも内製でやれちゃう(すごい)。勤怠打刻漏れの多かったおじさんは、このツールにめっちゃ助けられました。

「情報の滑らかさ」

今回のお題の「会議」は、まさに、コレに尽きると思います。週1しかない会議、月1しかない会議、では、情報のスピードが早い時代に対応しきれなくなっていると思います。(当然法令に準拠した会議体はそれに対応する必要があります。)
「情報のスピード」は、「社内」とは限らず、「社外」の情報速度と相対的に見るべきです。「社外」は、「競合企業」の場合もあるし、「顧客」の場合もあります。昔は「(課題を)寝かす」ことで、問題を先送りにする、うやむやにする、なんて、ことが、あったかもしれません。(前職時代にあった訳ではありません。例えば、の話です。)
しかし、「情報が滑らかに」なった時代に、透明性が高くなった企業運営において、スピードは、競争優位な要素になっていると思います。(特に、前職のSlackチャンネルは、鍵付きチャンネルは少なく、他の部署のやりとりもかなり透明性を持ってしることができました。)

「七つの会議」にSlackがあったら?

さて。冒頭に紹介した「七つの会議」。この世界にSlackがあったら、どうでしょうか?あそこまでドラマチックな展開になったでしょうか?あの時、あの場所で、リアルタイムにSlackで共有していれば…?

…そもそも「御前会議」でIT部門からの「Slack導入」が可決されなさそう…
…導入されても「鍵付きチャンネル」が多そう…

あたなの会社は「滑らか」ですか?
どれだけ「会議」という体裁に仕事を依存していますか?

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