「幸せ」とは互いに影響を与えあった結果である
幸せはあらゆる人にとって最も重要な目的です。
実は、ビジネスにとっても最も重要なことです。なぜでしょうか。ビジネスとはそもそも、顧客、従業員、取引先、株主などの関係者を幸せにする活動であり、それが大きな目的だからです。この点で、下記の前野先生と完全に共感します。
我々は、10年以上に渡るウエアラブルによる計測で重要なことを発見しました。それは、人の幸せは、その人が関わり合う周りの人の行動に、強く影響を受けることです。つまり、社会における幸せは、互いに影響を及ぼし合った結果だということです。
周りの人を幸せにする行動が多い組織では、顧客や同僚や取引先などが幸せにできます。顧客や同僚や取引先を幸せにできる人が、組織に増えれば、組織全体の幸せが高まり、業績や生産性は向上します。そして、周りを幸せにする人や行動が組織や社会に増えれば、社会の幸せが高まります。
逆に、周囲を幸せにする人がいない会社が、顧客を幸せにできるはずがありません。そんな会社が業績が良くなるはずがありません。
幸せとは周りと協創するものなのです。そして、そればビジネスそのものなのです。