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リモートで故郷へ錦を飾る。2021年は「地方複業」が注目される!

故郷へ錦を飾る
意味:故郷を離れていた者が、立身出世して華やかに帰郷することのたとえ

奈良県三宅町など地方自治体が複業人材を登用

日経COMEMO/KOLの大林です。複業マッチングプラットフォーム「Another works」を運営しています。約14,000名の登録複業タレントと企業をマッチングする中で、複業の可能性を日々模索しています。今回は「地方×複業」というテーマで寄稿いたしました。
Another worksでは2020年からリモートでの「地方×複業」という新しい複業の可能性を探索すべく複数自治体と連携し、実証実験をしています。

第一弾として、奈良県三宅町と連携協定を締結し、複業人材を登用した官民連携での地方創生のロールモデルとなることを目指した取り組みを実施しました。内容としては、三宅町で複業にて「DXアドバイザー」「人事・採用戦略アドバイザー」「広報戦略アドバイザー」の3職種でAnother works内から公募をする、という形です。結果、2週間で100名近いエントリーがあり、7名を採用しました。詳細はこちらのnoteをご覧ください!

「富貴不歸故郷、如衣繡夜行、誰知之者」 by 項羽

三宅町とのプロジェクトにおいて、全ての採用面談に私も参加したのですが、多くの方の志望動機は「奈良県のために何か自分の力を使いたい」というものでした。奈良県の生まれだったり、大学時代を奈良県で過ごしたり、偶然ワーケーションで奈良県にいたり、、関わり方は様々ですが、皆さん心の故郷として奈良県を想っており、複業という形で再度関わることができたのです。金銭報酬ではない複業を始める動機として「故郷のために何か力になりたい」は確実に存在します。

かの有名な項羽は「富貴不歸故郷、如衣繡夜行、誰知之者」(成功して故郷に戻ってその姿を見せないのは、錦の服を着て、真っ暗な夜道を歩くようなものである。誰も、気づかないではないか)という言葉を残しました。
この言葉が由来して「故郷へ錦を飾る」という言葉が生まれました。

三宅町との取り組みは正しく「故郷へ錦を飾りたい」メンバーが「複業」という形で集結した取り組みだと思っています。
また、動機は違えど今回の取り組みを通じて奈良県三宅町と出会ったメンバーもこれから三宅町が「心の故郷」になると信じています。

コロナが起こした地方採用のパラダイムシフト

ポストコロナ時代になり働き方にパラダイムシフトが起こりました。特に、対面での採用・アウトプット → オンラインでの採用・アウトプットが主流になったことが挙げられると思います。

コロナはネガティブな要素ばかりが注目されますが、採用においてはコロナを契機に地方に光が当てられたと思います。今まで物理的な距離を理由に採用を諦めていた地方企業や自治体が、都心で活躍する人材にまで採用スコープを拡張することができました。現にAnother worksのご利用企業はコロナ前とコロナ後で比べると地方企業が段違いに増えています。

「故郷へ錦を飾る」複業採用が2021年は流行る!?

地方複業を希望する理由として、全体の約60%が「金銭報酬」以外であるというデータもあるように、地方複業においては「想い」ベースで意思決定をする人が多く存在するからだと思います。
また、ポストコロナ時代になり可処分時間が最大化したことにより複業も始めやすくなり、地方複業の普及は更にスピードアップします。

生まれ育った大切な故郷、強い縁がある心の故郷に「複業」という形で錦を飾る、というストーリー誕生を最大化すべく、私も複業マッチングプラットフォーム運営者として尽力して参ります!

最後に

複業の始め方、マインド、報酬の決め方・考え方などもこれからnoteで発信していきます。Twitterでも発信しています!アカウントはこちら

最後に告知になりますが、私の会社で運営する複業マッチングプラットフォーム「Another works」では、登録料無料で誰しもが複業したい時に複業できるサービスです。企業からの複業オファーも日々飛び交っているので機会を最大化してください!


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